世界中で上演され現代戯曲の最高傑作と呼び声も高い「LUNGS」の上演が決定。神山智洋(ジャニーズWEST)が主演することが明らかになった。
舞台「LUNGS」は、2011年の初演。2019年には作者ダンカン・マクミランがさらに戯曲をブラッシュアップし、ロンドンのオールドヴィック・シアターにて、マット・スミス、クレア・フォイというスターキャストにより上演され大きな話題を呼んだ。今回が日本初上演となる。
「この作品は、素舞台で上演されることを想定している。
背景も、家具類も、小道具も一切なく、マイムもしない。衣裳替えもしない。
照明変化や音響で、時間や場所の移動を示すことも行わない。」
台本の1ページ目に書かれた作者の言葉からもわかるように、この戯曲は、2人の俳優、演出家をはじめとするクリエーションチームの想像力、そして客席のお客様の想像力のもとに立ち上がる作品。
そろそろ子どもをもつべきなのか…という若いカップルが直面する問いを発端に、リアルでシャープな言葉で、スピーディーに男女の会話が展開していく。人生を変えてしまうような大きな出来事から、日常のほんの些細なことまで、日々の出来事から人は何を想い、考え、立ち止まり、そしてまた前に進もうとするのか。自分たちの物語として、誰しもの心に強く響く、特別な作品が生まれるだろう。
主演は、今作が初の単独主演で、二人芝居にも初挑戦となる、ジャニーズWESTの神山。舞台には定期的に出演し、2018年の「オセロー」では、確かな演技力を見せ、高い評価を得た。2020年8月の「正しいロックバンドの作り方 夏」以来、約1年ぶりの主演となる。
初めて尽くしのこの「LUNGS」でどのような姿を見せるのか、注目だ。
<神山智洋 コメント>
単独主演も二人芝居も初めてで日本初上演の作品、お話をいただいたときは「いよいよきたか」と思いましたが、ここまで初めて尽くしを一気にやらせてもらえることは燃えますし、とてもありがたいことだなと感じています。
二人芝居は未知数すぎて、ワクワクしている部分ももちろんありつつ、素舞台という絵変わりがないチャレンジングな作品なので、魅せるためには細かいとこまで詰めていかないとと思っていて、稽古期間中は追い詰められているかもしれないです(笑)。
日本初演ということで参考にできるものがないのですが、今後どこかで上演されるときには今回がベースになることもあると思うので、僕たちなりの「LUNGS」を創り上げたいです。
「子どもをもつ、もたない」という、今の時代にリアルで身近なテーマを持つ作品です。演出の谷賢一さんともう1人の出演者の方と三人四脚で、スタッフの皆さんにも支えてもらいながら一丸となって、皆さんに楽しんでもらえる、面白いものを創りたいと思います。
僕自身初めて尽くしだからこそ、まずは楽しみながら、セリフのひと言ひと言に思いをこめ、意味を持って伝えられるよう頑張ります!
最新情報は、舞台「LUNGS」公式サイトまで。