ボクシングの井上尚弥選手が3月9日、自身のドキュメンタリー写真集『NAOYA INOUE DOCUMENTARY PHOTO BOOK 2018-2023』発売記念イベントに登場しました。

本写真集は、2018年11月のトレーニング合宿から、2023年12月26日のマーロン・タパレス戦までの約5年間に密着したもの。日々の練習風景から国内外で行われた合宿の様子、試合当日の控え室など、普段は見られない貴重な瞬間が詰まった作品です。

お気に入りカットを聞かれると、「1枚1枚に思い入れがあるので選ぶのは難しい」と言いつつ、思い入れがある2枚を紹介しました。

まずは、熱海合宿でのトレーニングショット。「熱海合宿は、たぶん一番多く行った場所ですごく思い入れがある。撮られた瞬間は今でも覚えています。自分たちの思い出」と振り返りました。

そして試合中のショットからは、ノニト・ドネア選手との一戦をとらえたモノクロ写真を選出。「この写真を見ただけで、何ラウンド目のインターバルかわかるんです。自分の人生を変えた試合だった」と話しました。

写真集発売について、ボクシング選手で弟の井上拓真選手、従兄弟の井上浩樹選手は知っていたものの、周囲にはあまり話していなかったそう。「『写真集出るよ』って(自分から)言うの、恥ずかしいじゃないですか」と、照れ笑いを見せました。

撮影された5年間の変化について聞かれると、「体格もですが、表情もすごく変わっている。キャリアを重ねて経験を積むと顔に出るって言うじゃないですか。それが現れているかな」とコメント。

また先日、元K-1王者の武居由樹選手が、5月6日のジェーソン・モロニー戦に向けて、井上選手がモロニー選手のマネをして練習相手を務めてくれたと明かしたことも話題に。

そのことについて、井上選手は「マネできる選手って強いと思います。それだけ吸収力がある。自分はマネも得意ですし、武居も変則的なタイミングで打ってくるので、いい練習になった」と話しました。