KIKOを作る毎日のルーティン、好きなもの、そしてこれから

――日々のルーティンを教えてください。

朝は6時半頃に起きてまずは水を飲んで、軽く食べてからランニングに行きます。30~40分ぐらいかけて5キロ弱を走る感じです。日々、感謝の気持ちを忘れたくないと思っていて、ランニング中には「感謝していること」を考えています。早朝のパリは人が全然いないので、健康、家族、友達…といった感謝していることを思い浮かべてたまに走りながら叫びます(笑)。

――KIKOさんがこれだけは譲れない「好きなもの・こと」は?

うーん…なんでしょう…食べ物だと日本のきゅうりが好きです(笑)。日本のきゅうりは瑞々しくておいしいですよね。帰国するたびにおいしいなと思って食べています。

――今後の目標を教えてください。

自分を大事にしないと周りも大事にできないと思っているので、「自分を大事にする」というメッセージをこうやって直接的に話すこともそうですが、非直接的にでもクリエイティビティを通して伝えていきたいです。特に日本には「自分に厳しく他人に優しく」みたいな自己犠牲が尊いという感覚がある気がしていて、でもそれって「自分を愛していない」と私には聞こえてしまうんです。自分を信じていない人ほど他人の意見を聞きたがるし、自分を信じてない人ほど 他人を否定する。

SNSでも、「どうやったら海外で活躍できますか?」「どうやったらもっと海外の仕事を取れますか?」といった相談をよくもらいます。外見は良くてもメンタルがダメになってキャリアが終わっちゃう子もすごく多い業界です。モデル業界に入りたい子に対しても、ウォーキングレッスンだけじゃなくてメンタル面でもアドバイスができるのではと思っています。この業界には10代の若い子も多いので、何も知らない子のためにちゃんとしたガイドラインがあったらいいのではと、モデルの教育や地位向上のためにワークショップやイベントを立ち上げています。

昨年には「Paris Kiko」というブランドも立ち上げて、ファッションショーも開催しました。パリからいろいろなエシカルブランドを日本に紹介していきたいし、日本とパリを繋げるような存在になっていきたいですね。

撮影:YURIE PEPE

<KIKO プロフィール>

1997年、東京都出身。12歳の中学生のときスカウトされてモデルデビュー。その後カナダに留学し、インターナショナル・モデルとして活躍。深刻な拒食症を経験し、19歳の時に単身パリに渡り、エシカル・モデルとして活動開始。パリ、ロンドン、ベルリン、ニューヨークなど世界のファッションショーに出演。2023年には日本のエージェントelite Japanと専属契約し今後は母国の日本でも活躍の準備を始めている。