<花村想太 インタビュー>
――花村さんは伊丹市出身ですが、伊丹産業のCM曲は知っていましたか?
小さいころからよく聴いていたので、もちろん覚えていましたし、たまに口ずさんでいました(笑)。僕が子どものころはよくCMを見ていたので、東京で放映されていないことにビックリしました。
――CMソングの歌唱が決定したときの気持ちを教えてください。
このお話をいただいた際に、まさか自分が歌うことになると思っていなかったのでビックリしました。うれしかった反面、長く愛されてきた曲なので、自分がこの曲になじむのか逆に不安もあります。いい違和感になっていたらいいな、と思っています。
――歌唱するにあたって、こだわった部分はありますか?
高音はもちろん難しかったのですが、低温の「歌い出しが高くないキー」が大変でした。低音で弾むように元気に歌うと、少し幼い声になるのに対し、「柔らかく歌ってほしい」とオーダーがあったので、声量を出しながらも低音を柔らかく歌う、その塩梅が難しかったです。
実は前日から家で聴いていたのですが、聴いていたときに比べて、実際に歌ってみると徐々にキーが上がっていくので中間音があり、歌いこなすのがかなり難しかったです。皆さんもぜひ「歌ってみた」をやってみてください。
――歌う際のコツを教えてください。
高い「い」の母音がかなり難しかったです。「い」の口の形で「ひ」と変化するように発音することがコツです。あと、「ん」にフェイクを入れて「ん~お」に切り替えていくことが大事。自分の出しやすい得意な母音を出しながら変化させると、うまくいくと思います。