假屋崎省吾が演出を手掛ける「花魁花舞」の華やかさは圧巻

今回の特別企画で登場した大作の一つは、「花魁帯舞(OBIMAI)」。巨大金魚鉢“花魁”をもとに、躍動的に舞う帯をイメージした作品。背後には提灯の明かりが灯り、“和”を存分に感じられます。

サイドのなびく帯が印象的な「花魁帯舞」

もう一つの大作は、華道家・假屋崎省吾さんが花の演出を担当する「花魁花舞(HANAMAI)」。水槽作品“花魁”が並ぶ空間をさまざまな花で埋め尽くした華やかな作品で、目に入ってきた瞬間に「うわ…」と思わず声が出るほど圧巻の作品です。

水槽の台座だけでなく天井にも花が!「花魁花舞」

カラフルな花々と光の中を優雅に泳ぐ金魚の様子にうっとり。深く呼吸をして、花の香りを楽しみながらの鑑賞をおすすめします。

さらに、伝統工芸・九谷焼とコラボした人気作品「九谷金魚品評」も復刻。鮮やかな色彩と華やかな絵付けの九谷焼の中で泳ぐ金魚たちがつくり出す波紋や影、全てがアートとなって見る人を惹き付けます。

「アートアクアリウム美術館」の家紋や金魚が描かれている九谷焼にも注目です。

「九谷金魚品評」

他の展示作品も夏仕様に!

会場に入ってすぐにある「銀座万灯籠」は、ひまわりが咲き誇るなかに灯籠が浮かぶ“夏らしい”空間。

「銀座万灯籠」

「提灯リウム」は、金魚の絵柄の風鈴が連なる“風鈴街道”になっており、風鈴の涼し気な音の中で、金魚たちの舞いを楽しむことができます。

風鈴の音、両サイドの提灯風の水槽で泳ぐ金魚を楽しむ「提灯リウム」

連なる水槽で滝が表現された「金魚の滝」は、生い茂る緑、朝顔で“夏”を演出。水槽の間に入ると、水槽から流れる水音に包まれ、金魚たちとともに自身も水の中で泳いでいるかのような気分が味わえます。

「金魚の滝」

会場を出る前には、お土産のチェックも忘れずに。自宅で金魚を飼いたいけど、さまざまな理由で難しい人におすすめなのは、「浮玉」(小:495円/大:858円)。水に浮かべるだけでぷかぷかと金魚が泳ぎます。愛らしい表情にキュン。

表情がキュート!「浮玉」(小:495円/大:858円)

「金魚おみくじ」(495円)で運試しも。おみくじを取り出した後は置物として飾れます。

クリッとした瞳が印象的な「金魚おみくじ」(495円)

このほか、期間限定の金魚型ゼリー、金魚柄のマグネット、折り紙など金魚好きにうれしいお土産が多数用意されているので、ぜひチェックしてみてください。

連日暑いこの夏、江戸時代から続く“金魚鑑賞”で粋な涼体験をしてみては?