株式会社フジテレビジョン、日本テレビ放送網株式会社、株式会社TBSテレビの3社は、テレビ広告取引のさらなる進化に向け、日本テレビが開発してきたテレビ広告取引基盤「Ad Reach MAX プラットフォーム」(アドリーチマックス、以下AdRM-PF)の企画・開発・運営を担う新会社を設立し、同社へ3社が出資することを決定しました。

AdRM-PFは、地上波テレビ広告にアドテクノロジーを活用することで、広告主・広告会社のみなさまがテレビ広告をより柔軟にプランニング・バイイング・効果検証できる環境の実現を目指して開発されたテレビ広告取引基盤です。

今回、その運営主体を新会社へ移管することで、系列や放送局の垣根にとらわれず、より多くの放送局が参画できるテレビ業界に開かれたプラットフォームとして成長させていきます。なお、フジテレビは2028年春頃にAdRM-PFを通じた広告セールスの開始を予定しています。

3社は、広告主・広告会社のみなさまにとってテレビ広告をより選びやすく、活用しやすい環境の整備を進めることで、テレビ広告市場、ひいてはテレビ業界全体のさらなる発展に貢献していきます。

新会社設立の背景と目的

広告市場では、メディアを横断したプランニングやデータにもとづく効果検証が一般化するなど、マーケティング活動を取り巻く環境が大きく変化しています。こうした広告市場の構造変化に対応し、テレビ広告の競争力を中長期的に高めていくためには、広告主・広告会社のみなさまにとって、より活用しやすいテレビ広告取引の共通基盤を整えていくことが重要です。

2025年4月に運用を開始したAdRM-PFは、オフラインを中心としてきたテレビ広告取引にアドテクノロジーを取り入れ、インプレッションやリーチなど、デジタル広告と親和性の高い指標を採用することで、テレビが持つ高いリーチ力や信頼性を生かしながら、オンラインかつプログラマティックな取引を実現してきました。

これにより、多様なマーケティングニーズに応じた柔軟なバイイングや効果検証など、テレビ広告活用の幅を広げています。

今後、AdRM-PFにおいて、広告主・広告会社のみなさまにテレビ広告をさらに柔軟に活用していただくためには、より多くの放送局の参画を促進するとともに、放送局を横断した広告在庫の活用やデータの蓄積・活用を進めていくことが重要であると考えています。

その実現には、ニーズを的確に捉えながら、継続的な投資・開発を行い、迅速にサービスを進化させることのできるAdRM-PFの運営体制が必要です。このため、フジテレビ、日本テレビ、TBSテレビの3社は新会社を設立し、独立した経営体制のもとで意思決定の迅速化と事業推進力の強化を図ります。

新会社と3社参画の概要

新会社では、日本テレビがこれまで開発・運用してきたAdRM-PFの技術・ノウハウを承継し、同プラットフォームの企画・開発・運営を担います。

フジテレビおよびTBSテレビは、AdRM-PFをテレビ広告市場における共通基盤へと発展させていく本取り組みの趣旨に賛同し、新会社への出資を決定しました。

(※1)本吸収分割の実施については、2026年11月開催予定の日本テレビ放送網株式会社取締役会における承認決議を前提としています。