― 品質を確保しながら、担い手不足に対応する新たな施工 ―
総合建設業の株式会社荒木組(本社:岡山市北区天瀬、代表取締役:荒木雷太、以下「荒木組」)は、『令和7年度旭川内山下堤防整備工事』において、建設用3Dプリンタで造形した階段を使用した施工を実施します。

建設用3Dプリンタによる他社施工事例(写真提供:株式会社Polyuse)

建設用3Dプリンタによる造形の様子(写真提供:株式会社Polyuse)
近年、建設業では慢性的な担い手不足や技術継承などの課題を背景に、品質を確保しながら、限られた人員で効率的に施工できる現場づくりが求められています。
今回の工事では、階段の施工方法について従来工法などとの比較検討を行い、品質を確保しながら、省人化・工期短縮を図ることができる工法として、建設用3Dプリンタを採用しました。
今回の3Dプリンタ施工のポイント
・工期短縮:従来工法「12日」→ 3Dプリンタ工法「2日」を計画
・省人化:型枠組み立てやコンクリート打設など、現場で必要となる作業工程を削減
・品質確保:必要な品質を確保したうえで施工方法を選定
・現場で実施工:3Dプリンタで造形した階段を、実際の工事現場に設置
なぜ、3Dプリンタで「階段」をつくるのか
従来の現場打ちコンクリート工法で階段を施工する場合、現場で型枠を組み立て、コンクリートを打設し、養生期間を経て型枠を取り外すなど、複数の工程と人員が必要となります。
一方、今回採用する建設用3Dプリンタ工法では、あらかじめ作成した3次元データをもとに階段を造形し、完成した部材を現場へ搬入・設置します。
これにより、複雑な形状の型枠を組み立てる工程などを省くことができ、現場で必要となる作業や人員の削減につながります。
従来工法「12日」→ 3Dプリンタ工法「2日」へ
今回の工事では、従来工法の場合、施工に12日を要する計画でした。
3Dプリンタ工法を採用することで、施工期間は2日となる見込みで、10日間の工期短縮を計画しています。 また、工期短縮や省人化だけを目的とするのではなく、構造物として必要な品質を確保できることを前提に工法を選定しています。
今回の工法採用によって目指すのは、
01|品質を確保する
構造物として必要な品質を確保したうえで工法を選定。
02|現場で必要となる人員・工程を減らす
型枠組み立てやコクリート打設・養生など、現場で必要となる作業を削減。
03|施工期間を短縮する
従来工法12日に対し、3Dプリンタ工法では2日での施工を計画。
この3つの両立です。

過去の当社施行時における造形の様子

当社で過去に施工した構造物
新しい技術を、実際の現場の「選択肢」へ
建設業の担い手が減少する中でも、地域に必要な社会インフラをつくり、守り続けていく必要があります。そのためには、これまで培ってきた技術や品質を大切にしながら、新しい技術を活用し、現場で必要となる作業や負担を減らしていくことも重要です。
当社では、新しい技術を導入すること自体を目的とするのではなく、現場ごとの条件に応じて、品質・施工性・コストなどを比較し、より適した施工方法を選択することが重要だと考えています。
今回の建設用3Dプリンタによる階段施工も、その取り組みの一つです。
実際の工事で活用しながら効果や課題を検証し、今後のさらなる活用につなげることで、品質を確保しながら、より少ない人員で効率的に施工できる現場づくりを進めてまいります。
【参考】荒木組の建設用3Dプリンタ活用の取り組み
当社では、これまでも建設用3Dプリンタを実際の工事に活用してきました。過去の施工事例や造形の様子を、当社WEBメディア「ARAKIZM」で紹介しています。
建設用3Dプリンタの造形現場
実際の工事への活用事例


報道関係者の皆さまへ
建設用3Dプリンタで造形した階段を設置する施工現場を、報道関係者の皆さまに公開します。
当日は、階段を実際の工事現場へ搬入・設置する様子をご覧いただけるほか、現場担当者が3Dプリンタ工法を採用した理由や、従来工法との違い、省人化・工期短縮の効果についてご説明します。
日時:2026年10月7日(水)13:30~
場所:『令和7年度旭川内山下堤防整備工事』現場作業所(岡山市北区京橋町3-105)
施工内容:建設用3Dプリンタで造形した階段の設置
※天候や工事の進捗状況等により、施工日時が変更となる場合があります。
※取材をご希望の場合は、あらかじめ下記担当までご連絡をお願いいたします。
株式会社荒木組
株式会社荒木組 経営企画部 広報担当 澤原
〒700-8540 岡山市北区天瀬4番33号
E-mail:koho@arakigumi.com
WEBメディア:https://arakizm.com/
コーポレート:https://www.arakigumi.com/
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