お芝居としては約1年ぶりの共演となりましたが、Season1の反響を受けて、イベント等でたびたび顔を合わせていたため、対談取材でも髙橋さんの発言に和田さんがすかさずツッコミを入れるという阿吽の呼吸を随所で披露します。

髙橋大翔 小田島のかわいさは「片岡への愛を隠せていないところ」

――それぞれ違う魅力をもつ片岡と小田島のどんなところがカッコいいと思いますか?まずは、片岡から。

髙橋:何事にも動じない、気にしないところかな。

和田:やっぱりそうだよね。

髙橋:フラフラしているように見えて、ここぞという場面で「ヤクザ、なめんじゃねぇぞ」と凄むなど、実はすごく太い芯をもっているところが片岡のカッコよさだと思います。

和田:個人的に、男性は余裕があるほうがカッコいいと考えているのですが、片岡は芯がブレないことが周りから見てもよくわかる。そのうえで、周りにしっかり余白を残せているのが、彼の一番の魅力だと思います。

髙橋:しかもその持ち味が、Season2で、より鮮明になっているという。

和田:前作ではあえて、片岡の本質をつかませないように演じていたからね。

髙橋:片岡の中身がやっと垣間見えるのがSeason2じゃないかな。小田島のカッコいいところは…(考え込む)。

――かわいらしいところでも構いません。

髙橋:片岡さん以外のことはまったく見てないところかな。

和田:本人は隠せていると思っているけど、まったく隠せていないところがかわいいよね。

髙橋:小田島ってそういうところが演じやすいといいますか、感じたものをそのまま表現するので、確かにそんな素直さがかわいいと思います。

――Season2の台本を読んだときの感想を聞かせてください。

和田:原作の下巻を読んだときから「これを演じるのは難しいぞ」と感じていました。というのも、Season1が『あなたを殺す旅』というタイトル通りの物語だったのに対して、Season2は片岡と小田島がすでに“夫婦”となった状態からスタートするので、「この作品のゴールをどこに設定するのだろう?」と。

それに、今回は原作には登場しないオリジナルの半グレ集団(ボイド)も出てくるので、彼らの登場で物語がどう広がり、どう闘っていくのか。僕自身も先が読めなくてハラハラしましたし、視聴者の皆さんにもそのスリルを一緒に楽しんでもらえたらと思いながら読み進めました。

髙橋:Season1では、「『家族になる』と言ってくれた朝日(堀 海登)を失う原因となった片岡を殺す」という明確な目的がありました。しかし、Season2では小田島と片岡の関係性が変わっているので、心境の変化をどう表現するかという難しさがありました。

そして、今回、片岡との次の向き合い方で、どうしたらもっと面白く小田島という役をふくらませることができるのかを考えました。

――二人の間で意識のすり合わせのようなことはしたのですか?

和田:すり合わせというより、新たなシーンについて「原作ではこうなっているけど、もうちょっとこうしたほうがいいね」と意見を共有し合って、上條大輔監督に提案したことは何度かありました。

片岡と小田島がお互いを思い合っていることは言葉にしなくてもわかっているから、そこまで深く話すことはなかったかも。

髙橋:Season1があったおかげで二人の間には信頼があり、監督もきっと同じように感じてくださっていたのだと思います。不安をまったく感じないほど、和田さんと同じ目的を持っていたと思います。