大阪市博物館機構
2026年10月9日(金)~12月20日(日)/大阪市立美術館(天王寺公園内)

 



 大阪市立美術館(所在地:大阪市天王寺区/館長:内藤栄)は、台北の何創時(かそうじ)書法芸術基金会が所蔵する中国・明(みん)時代の書画の名品を紹介する日本初の大規模展、特別展「躍動する明代の書―台北・何創時(かそうじ)コレクションの至宝」を、2026年10月9日(金)~12月20日(日)の会期で開催いたします。
 つきましては、8月6日(木)午前10時より、本展の前売券の販売を開始しますので、お知らせいたします。また、前売よりもお得なチケットが2枚セットになった「先行ペアチケット」も同時に発売します。
 概要は、以下のとおりです。
◆8月6日(木)午前10時より前売券販売開始!◆
- 販売期間:2026年8月6日(木)午前10時~10月8日(木)午後11時59分
- 前売料金:一般1,800円、高大生1,000円、小中生300円
- 販売場所:公式オンラインチケット(etix)、アソビュー!、ART PASS、セブンチケット、
ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、CNプレイガイド(美術館券売カウンターでは、前売券の販売はありません。)

◆先行ペア割チケット
3,400円(税込、2枚組、一般のみ)
前売料金よりもお得なチケット。2名で1枚ずつのご利用や、一人で2回観覧されたい方におすすめです。
●販売期間…2026年8月6日(木)午前10時~10月8日(木)午後11時59分
●販売場所…公式オンラインチケット(etix)、セブンチケット
◆相互割引
あべのハルカス美術館「アンドリュー・ワイエス展」(2026年10月3日(土)~12月6日(日))
の観覧券(半券可)の提示で、本展の当日券を100円引きでご購入いただけます。
(1枚につきお一人様1回限り有効。他の割引との併用不可。)

※それぞれの詳細は、本プレスリリースの「チケット情報」「開催概要」のページをご確認ください。

開催趣旨

大阪市立美術館 特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」について
 何創時(かそうじ)書法芸術基金会は何国慶(かこくけい)氏によって1995年に台北で創設された財団で、昨年30周年を迎えました。明・清時代の書を中心に多数の作品を蒐集し、展覧会・講座などの活動を通じて書芸術の振興を図っています。日本の書家や研究者で訪れる方も多く、注目されています。
 この度は、そのコレクションの中でも質量ともに最も充実している明代中期から明末清初の書に焦点をあて、日本初公開の作品を多数含む82件を精選して展示します。江戸時代には文徴明(ぶんちょうめい)・董其昌(とうきしょう)らの書をもとに、唐様(からよう)が流行しました。黄檗(おうばく)僧らがもたらした明末清初の書は、今日の書壇でも手本として習われています。
 明代の書は多様性に富み、個性あふれる作品が揃っています。この展覧会を通じて、躍動する筆墨の美をぜひお楽しみください。

みどころ

1.台北が誇る書の至宝・何創時(かそうじ)コレクション―日本初の大規模公開!
総数およそ2,500件のコレクションの中から、優品82件を一挙に公開します。
このうち72件、出品の9割近くが日本初公開作品です。何創時コレクションがこれほどの規模にて日本で紹介されたことはなく、貴重な展覧会となります。
2.呉(蘇州)派(ご(そしゅう)は)・華亭(松江)派(かてい(しょうこう)は)の大家の書画は必見!
明代中期に活躍した蘇州(江蘇省)の祝允明(しゅくいんめい)・文徴明・王寵(おうちょう)、後期に書壇の主流を占めた松江(今の上海市松江区)の張弼(ちょうひつ)・董其昌・陳継儒(ちんけいじゅ)といった、書道史を飾る明代中後期の大家の名品が並びます。
3.明末清初の名家の条幅作品が充実!
米万鍾(べいばんしょう)・張瑞図(ちょうずいと)・黄道周(こうどうしゅう)・王鐸(おうたく)・傅山(ふざん)・許友(きょゆう)らの個性際立つ作品が勢揃いします。
4.大阪会場のみの限定開催
2026年秋、大阪市立美術館だけの特別な機会をお見逃しなく。

明とは

 1368年、朱元璋(しゅげんしょう)が応天府(おうてんふ)(南京)を首都に明を建国し、漢民族が支配する国家となり、元の統治下で政治の中心で活躍するのが困難だった知識人に科挙の道が開けました。第3代皇帝の永楽帝(えいらくてい)は、順天府(じゅんてんふ)(北京)に遷都し、周囲の国々を服属させて版図を広げ、鄭和(ていわ)を遠征させて多くの国が朝貢するようになりました。日本とは勘合貿易という形で交易を行いました。国内では江南地方で農業に加え商工業が発展し、中期になると蘇州を始めとする都市が栄え、文化の中心は江南へと移りました。
 一方で暗愚な皇帝も多く、時に宦官(かんがん)が権勢を振うなど、政治的な混乱も度々起こり、北虜南倭(ほくりょなんわ)や文禄・慶長の役など他国への対応の必要もありました。明末になると財政が疲弊したところに飢饉が起こり、農民反乱も頻発します。1644年、反乱軍の李自成(りじせい)によって北京が陥落、次いで清が南下して明は滅び、最後の漢民族王朝が終焉を迎えることとなりました。



明代の書の特徴

 明代の書の特徴は、表現の多様性にあります。明代も中期になると、学書の対象が広がります。晋唐の古典を中心として、宋代の書風を取り入れる者、連綿草や小楷、篆書や隷書を用いる者など多種多様な表現が生まれます。
 宋元時代までは、書は主に手元で鑑賞するものでしたが、明代にはこれまでの横巻に加えて掛軸や扇面が広く行われるようになります。特に明末に向かうに従って掛軸は大型化して、いわゆる「長条幅(ちょうじょうふく)」が多く制作されました。表現もまた情感を発露するかのような個性的で躍動的なものが増え、多字数を草書で連続して揮毫する「連綿草(れんめんそう)」が流行します。書は「机上の芸術」から「壁面の芸術」に進化したのです。
 素材も通常の紙や絹に加えて、金箋などの加工紙や絖(ぬめ)も用いられるようになります。さらに文房具などにも趣味的要素が濃くなっていきます。在野での収蔵家も陸続と現れ、家蔵の作品をまとめた法帖(ほうじょう)(書のお手本)の作成も盛んに行われました。
 この背景にあったのは、江南地方を中心に社会経済に大きな変化が起きたことです。絹や綿に代表される手工業の隆盛、それに伴う商業・交通の発達などにより、書画の商品化も進むことになります。すると、以前は宮廷とその周辺が中心であった書画は、広く民間の需要にも応えることになります。
 日本でも江戸時代には、明代中期に蘇州を中心に活躍した呉派(祝允明・文徴明・王寵ら)、後期に書壇の主流を占めた松江(しょうこう)の華亭派(張弼・董其昌・陳継綬ら)に代表される文人たちの書風がもてはやされて、「唐様」の書が流行しました。黄檗僧らによってもたらされた明末清初の書は、近代になるとその大胆で個性的な表現が注目されます。今日の書の団体展や公募展でも、漢字分野では多く手本の対象となっています。何創時コレクションには明代中後期から、米万鍾、張瑞図、黄道周、王鐸、倪元璐、傅山、許友などの明末清初の作品までが充実しており、一般の方々はもとより、現代の書家の方々にも大変参考になる特別展となります。
台北・何創時書法芸術基金会(何創時コレクション)とは
 台北にある何創時書法芸術基金会は、董事長(とうじちょう)(日本でいう理事長)で収蔵家の何国慶氏が、1995年に父の名を冠して設立した財団。所蔵品は明・清時代の書を中核とし、王陽明、徐渭(じょい)、王鐸、張瑞図、黄道周、倪元璐ら明代の賢人たち2,000余人の書画作品2,500余件を収蔵しています。
 同財団は年間を通じて展覧会や学術講座を開催し、国際的な芸術・文化交流の拡大に積極的に取り組んでいます。これまでに日本をはじめ重要な書の特別展にも作品を貸出し、東アジアの書道交流の架け橋を築いてきました。近年では展示室「創時講堂」や「オンライン博物館」を開設し、学術研究のために収蔵資料を公開することで、書道文化の発展を継承しています。
 今回、大阪市立美術館での展覧会では、同財団としては初めて、日本において明代の書画コレクションを大規模に展示します。展示作品は計82件で、その9割近い72件が日本での初公開となります。

チケット情報

観覧料(税込):

※団体料金は20名以上で適用。
※前売券の販売期間:2026年8月6日(木)午前10時~10月8日(木)午後11時59分
※本展の会期中、展示替えはありません。
※本展の観覧券で企画展示もご覧いただけます(観覧当日のみ)。
※未就学児は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料(要証明)。ただし、障がい者手帳等は日本の法律に基づき交付されたものに限ります。
※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
◆先行ペア割チケット
3,400円(税込、2枚組、一般のみ)
前売料金よりもお得なチケット。2名で1枚ずつのご利用や、一人で2回観覧されたい方におすすめです。
●販売期間…2026年8月6日(木)午前10時~10月8日(木)午後11時59分
●販売場所…公式オンラインチケット(etix)、セブンチケット
◆相互割引
あべのハルカス美術館「アンドリュー・ワイエス展」(2026年10月3日(土)~12月6日(日))
の観覧券(半券可)の提示で、本展の当日券を100円引きでご購入いただけます。(1枚につきお一人様1回限り有効。他の割引との併用不可。)

関連イベント

レクチャー「学芸員による展覧会の見どころ解説」
日時:2026年10月17日(土)、11月7日(土)午後2時~3時
解説員:弓野隆之(大阪市立美術館 主任学芸員)
会場:1階じゃおりうむ
参加費:無料(ただし、当日の本展観覧券が必要)
※予約不要、先着順。当日、開始30分前より会場受付にて整理券を配布。
席上揮毫会
2026年11月21日(土)、22日(日)に、毎日書道会の書家による席上揮毫会を開催いたします。詳細は、次回リリース(8月下旬を予定)や美術館ホームページにてお知らせいたします。

開催概要

- 名称:特別展「躍動する明代の書―台北・何創時(かそうじ)コレクションの至宝」
- 会場:大阪市立美術館 〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-82
- 会期:2026年10月9日(金)~12月20日(日)
- 開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日 :月曜日(ただし、10月12日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日
- 主催:大阪市立美術館、毎日新聞社、NHKエンタープライズ近畿
- 特別協力:台北・何創時書法芸術基金会
- 後援:公益財団法人大阪観光局
- 問い合わせ:大阪市総合コールセンターなにわコール 06-4301-7285(年中無休 午前8時~午後9時)
- 観覧料(税込):


※団体料金は20名以上で適用。
※前売券の販売期間:2026年8月6日(木)午前10時~10月8日(木)午後11時59分
※本展の会期中、展示替えはありません。
※本展の観覧券で企画展示もご覧いただけます(観覧当日のみ)。
※未就学児は無料。
※障がい者手帳等をお持ちの方と介護者1名は無料(要証明)。ただし、障がい者手帳等は日本の法律に基づき交付されたものに限ります。
※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

販売場所:公式オンラインチケット(etix)アソビュー!ART PASSセブンチケットローソンチケット(Lコード:52237)チケットぴあ(Pコード:687-479)イープラスCNプレイガイド
※チケットの購入時に手数料がかかる場合があります。
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