時は、魏・呉・蜀の3つの国が天下の覇権を争う三国時代。病に倒れた天才軍師・諸葛孔明(向井理)は、薄れゆく意識の中で「次の人生は、平和な世界に生まれ変わりたいものだ」と願う。
孔明が次に目を開けた時、そこは2023年ハロウィーンの渋谷だった。
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見渡す限り、ゾンビ、悪魔。「なるほど…ここが地獄なのですね」と納得する孔明。見知らぬ酔っ払いに連れて行かれたライブハウス・BBラウンジで、孔明は月見英子(上白石萌歌)のステージを見て、その歌声に魅了される。
翌日、孔明はここが地獄ではないこと、自分の姿が若返っていることに気づく。スマホなどの現代文明に衝撃を受けるも、脅威の適応力であっという間に現代に順応していく孔明。
そこへやってきたBBラウンジのオーナー・小林(森山未來)に対して孔明は「私、姓は諸葛、名は亮、字を孔明と申します」とあいさつする。
すると、小林は孔明に「街亭(がいてい)の戦い」での馬謖(ばしょく)についての問いを投げかける。孔明の答えに満足し、三国志談義で盛り上がる2人。熱烈な三国志オタクである小林は、上機嫌になり、孔明をアルバイト採用することに。
一方、仕事からの帰り道「もうやめようかな、歌」とつぶやく英子。歌手を目指すもなかなかうまくいかず落ち込む英子に孔明は「私が、あなたの軍師になります」と宣言。
こうして、歌手を目指す英子の夢を叶えるため、孔明と英子の二人三脚の戦いが始まる──。