AAAのメンバーで、ソロアーティストとしても活躍している與真司郎さんにめざましmediaがインタビュー!
現在、アーティスト活動再開後初となるフルライブツアー『SHINJIRO ATAE LIVE TOUR 2026 – THIS IS HOW I AM -』を2026年4月から5月にかけて開催中の與さん。
ツアーや復帰作となる3rdアルバム『THIS IS HOW I AM』について伺うと、「毎回歌うたびに泣きそうになる」と話す2023年に自身がゲイであることを告白した日にリリースした“思い入れの強い楽曲”についてや、世界中を旅する“ノマド生活”を送る中での楽曲の作り方を明かしました。
さらに、話題となったデビュー20周年の節目に行われたファンイベントの裏側や、活動休止中であるグループへの思いも語ってくれました。
世界中を旅する“ノマド生活”を送って2年 曲のひらめきは「飛行機の中」
男女混合のパフォーマンスグループ、AAAのメンバーとして2005年にデビューした與さん。2016年に初のドームツアーを開催し、2021年の活動休止前には男女グループ初の6大ドームツアーを成功させました。
また、ソロとしては2016年に1stシングル「Reunited」を配信リリースし、2019年には初のソロライブアリーナ公演を開催。大の旅好きでもあり、世界各国を飛び回る日々を送っています。
――2026年4月22日に復帰後初となる3rdアルバム『THIS IS HOW I AM』をリリースされました。直訳すると「これが俺の在り方」という意味ですが、どのようなアルバムになっていますか?
自分が悩んできたことや、世の中に伝えたいこと。恋愛についてもですが、本当に自分が経験してきたことを1曲1曲にしています。なので「メンタルヘルス・アルバム」というわけではないのですが、アルバムを聞いてもらった後は「人生頑張ろうかな」とか、「自分の考えってこうなのかな」と、自分の人生に当てはめてもらうきっかけになる曲が多いのではないかと思っています。聞いてくれた方が、良い意味でより良い方向に、新たな人生を歩んでもらえたらいいなと思いながら作ったアルバムです。
――約9年間のアメリカ生活を経て、今は世界を旅しながら活動されています。
そうですね。もともとロサンゼルスに住む前から一人で旅行には行っていたのですが、2024年6月ぐらいから世界を回り始めたので、ノマド生活(※)はもう2年ぐらいですかね。
なので、もうどこでも生きていけます(笑)。どこに行っても緊張はしませんし、どこに行っても友達はできますし、強くなりました。現地の言語がわからなくても、英語が話せるので割とどこでも通じます。相手が英語を話せない場合は、チャットGPTに聞いたりしています(笑)。
(※)ノマド:時間や場所にとらわれず働く人、そういった働き方。
――普段、旅先ではどのように過ごされていますか?
旅先に着いたら、まずSNSで地名を検索して、トラベル系のインフルエンサーの情報などを見て、いいなと思ったところに行くという感じです。前もって何をする、ここに行きたいと決めることはあまりないですね。
海外に行くと2万から3万歩は歩きます。とりあえず1ヵ所向かって、その後はその周りをぐるぐると回りながら、ホテルまで歩いて帰る。ホテルに戻る前までマップを見ないことも多くて、本当に適当に歩くことが大好きなんです。なので、歩いている時に「あ、これいいかも」「こういう音楽がいいかな」と思ったことをどんどんメモしています。
――旅先で受けたインスピレーションが、楽曲制作に反映されているのでしょうか?
インスピレーションを受けているというよりかは、飛行機の中で書くことが多いです。
飛行機の中ですることがあまりないので、「あ、こういうことをしたいな」と思い浮かぶと、すごく集中できるんですよね。思いついたことをノートやスマホにメモしておいて、そういう飛行機で書いたものを、海外で町を歩きながら、もう少し詰めていくという感じです。ひらめきは、意外と飛行機の中が多いです。
自分は「今から仕事をするぞ!」と仕事モードになることが、性格的に結構難しいので、プライベートの中で「あ、今いける」と思いついた時に、バーッと書くことが多いです。
――独立されて、楽曲制作をする上での苦労は何かありますか?
独立もしたのでチームが少人数になりましたね。これまでは、エイベックスにすごくお世話になって、「こういうことをしたい」と言ったら色々な方が動いてくださいましたが、今は全くそうではありません。
マネージャーと2人で「誰に作ってもらうか」「どうやって作っていくか」「どのような曲にしたいか」といったことを、まず自分がコンセプトを考えていかないと何も始まらないので。今まで十数年やってきたプロセスと全然違うので、色々なことを勉強できたなと思います。
楽曲を自分で作ったからこそ、周りの人のありがたみをより感じられるようになったなと改めて思いましたし、また一つ大人になれた気がします。
與さんは活動休止期間を経て、2023年7月に無料招待したファン約2000人の前で自身がゲイであることを公表し、アーティスト活動を再開させました。
――アルバムの中で、一番思い入れのある楽曲を教えてください。
どれも比べ難いのですが、今パッと出てきたのは『Into The Light』ですかね。自分がゲイであることをカミングアウトした日にリリースした曲で、これからどうなるのかなと思いながら、自分の葛藤を歌詞にした曲です。英語なのですが、すごく思い入れの強い曲だと思います。
リハーサルで歌う時も、この曲が流れると自分が悩んでいた時のことを思い出します。カミングアウトする前後は本当に大変な時期で、独立をして、自分でいろいろと決めながら、新しいことを始めるタイミングでした。なので、ゲイを公表すること以外にも当時の記憶がよみがえってきて、毎回歌うたびに泣きそうになります。
――改めて、カミングアウトした当時を振り返ってみていかがでしょうか。
メンバーは「本当に応援しているから、何も考えずに自分らしくやってね」という言葉をずっとかけてくれていました。本当に何も気にしていないという感じだったので、「もっと早く言えばよかったな」と自分が思うくらいでした。
驚いてはいましたが、みんな本当に前向きで。逆に「何かすごいことをするんだね」と応援するような気持ちで見てくれていた気がします。「やめた方がいいよ」とか、自分がゲイであることに対して「気持ち悪い」など、もちろんなかったです。すごく良い仲間を持ったなと思いながらカミングアウトした記憶があります。
メンバーに支えられながら、これまでやってこられたと感謝を言葉にした與さん。
そんなAAAは2025年9月14日にデビュー20周年を迎えました。グループとしては活動休止期間という中で、2026年2月から4月にかけてファンイベント『AAA 20th Anniversary - Always, All Around -』を全国各地で開催し、話題となりました。
イベント開催のきっかけや、久しぶりに“AAAとして”ステージ立って見た景色について伺うと、「音楽もメンバーと一緒に作りたい」とグループへの思いも明かしてくれました。
