ミュージカル「スクールオブロック」のプレスコールと取材会が8月16日に行われ、西川貴教さん、柿澤勇人さん、濱田めぐみさん、梶裕貴さん、太田基裕さん、はいだしょうこさん、宮澤佐江さんらが登場しました。

<【写真20枚】西川貴教、柿澤勇人ら出演 ミュージカル「スクールオブロック」(舞台写真あり)>

本作は、大ヒット映画「スクール・オブ・ロック」(2003年)を題材とし、名匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲・プロデュースにより、2015年にブロードウェイでミュージカル化。

日本では、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年に全公演中止となりましたが、このたび初上演。演出は、鴻上尚史さんが手がけます。

上段左から:宮澤佐江、はいだしょうこ、梶裕貴、太田基裕
下段左から:鴻上尚史、柿澤勇人、西川貴教、濱田めぐみ

西川貴教 Wキャスト初挑戦「柿澤くんがいてくれるのが新鮮」

西川さんと柿澤さんは、主人公のデューイをWキャストで演じます。

西川さんは「今回初めて、1つの役を2人でさせていただくので、常に同じシーンを共有する柿澤くんがいてくれるのがすごく新鮮で、不思議な感覚でした。ときにお客さんであり、同じ役をやる仲間であり、でも全然アプローチが違う。それぞれの魅力があります」とコメント。

柿澤さんは、共演する子どもたちについて「ふとした瞬間に、僕らじゃ出せないピュアなものを感じる。西川さんバージョンの稽古を見ていて、子どもたちのシーンでふと横を見たら、西川さんが号泣しているんですよ。タオルを目頭に当てて。僕よりも西川さんが先に泣いちゃう」と明かし、場をなごませました。

左から)柿澤勇人、西川貴教

また、梶さんと太田さんは、デューイの親友・ネッドをWキャストで演じます。

梶さんは、本作の好きな部分ついて「音楽も演奏者のアドリブが効いています。稽古で何度も見て、聴いて、痺(しび)れているのが、フレディのドラムソロ。毎回違うんです。ドラムのビートに慣れていないと次がわからないくらい、テクニカルな演奏」と絶賛。

太田さんは「(舞台となる)小学校のアンサンブルチームの先生方が個性豊かで、細かいお芝居をされています。こういう先生たちがいたら面白いだろうな、と想像しています」と話しました。

左から)濱田めぐみ、梶裕貴、太田基裕

演出の鴻上さんは、キャストの魅力についてコメントしました。

「西川さんとデューイの違いは、売れてるロックシンガーか、売れてないロックシンガーか。本当に、ロッカーのパフォーマンスを見せてくれている」と太鼓判。

柿澤さんはについては「ミュージカルを背負っていく方ですから、これはロックパフォーマーvsミュージカルベテランスター対決」と期待を寄せました。

そして「梶さんはときどき、不用意にいい声が出て僕らもドキッとしてしまう(笑)。善良なネッド」、「太田さんはちょっと悪いネッド」と、その違いによる面白さをアピールしました。

劇中歌「ロックの申し子」を歌う梶裕貴(左)、柿澤勇人(右)