8月14日放送の『ネプリーグ』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらいします。
鉄道会社の名前を聞いて、その鉄道が走っている都道府県の名前を答える問題では、地理担当の村瀬哲史先生が「近江鉄道」について解説してくれました。
滋賀県を走っている「近江鉄道」では、駅名の書かれた看板になぜか「埼玉西武ライオンズ」のマークが描いてあります。
また、近江鉄道が運営するバスにも球団のマスコットが描かれているのですが、近畿地方の鉄道が、埼玉の球団を応援しているのでしょうか?
それは、西武グループの創業者の堤康次郎さんが、滋賀県の出身だから。その縁で、近江鉄道は1943年に西武グループの傘下に入りました。
近江鉄道で使われている車両も、すべて西武鉄道の車両を改装したもの。懐かしい車両も、まだ現役で使われているそうです。
「捏ねる(こねる/つくねる)」の「捏」と「迚も(とても)」の由来は?
漢字を書く問題では、林修先生がプチ解説を加えてくれました。
まずは「捏ねる(こねる)」という字の成り立ちについて。「捏造(ねつぞう)」という熟語でも使われる「捏」は、「臼」の中で「土」を「手」で押す状況を文字にしたという説が有力だといいます。
「捏ねる」には「つくねる」という読み方もあり、焼き鳥などの「つくね」を漢字で書くと「捏ね」となるのだそうです。
「とても」を漢字で書くと「迚も」となりますが、「迚」は「しんにょう=道」と「中」を組み合わせた形の通り、「道の途中まで」を表す漢字です。
「最後までは『とても』行き着けない」ということから、「迚も」を「とても」と読むようになったと言われているそうです。
「粗い」と「荒い」の違い&「若干」と「弱冠」の違いは?
読み方が同じ、「粗い」と「荒い」、そして「若干」と「弱冠」の意味の違いについても、林先生は教えてくれました。
「粗い」とは「細かくない/おおざっぱ」という意味で、「荒い」は「性格や動きが激しい」という意味です。
そして「若干」は、「干」を分解すると「一」と「十」になり、「一の若(どと)く 十の若く」と読むことができます。「1のようでもあり10のようでもある」という意味なので、「そんなに多くはない/多少」という曖昧な状態を表す言葉になったのです。
一方の「弱冠」は、二十歳前後の若い人を表す言葉なので、しっかり区別して覚えておきたいですね。
「顎(あご)」と合わせて覚えておきたい漢字は?
「あご=顎」は書くのが難しい文字ですが、林先生によると「萼=がく」が付く文字とセットで覚えておくのがオススメだそう。
「驚愕(きょうがく)」「愕く(おどろく)」の「愕」と「鰐(わに)」、「侃々諤々(かんかんがくがく)」の「諤」、「鍔(つば)」と、「萼」が付く漢字は部首が変わってもすべて音読みでは「がく」と読むので、合わせて覚えておきたいですね。
8月14日放送の『ネプリーグ』は、木村拓哉さんや森七菜さんなど豪華出演者の名場面を振り返る「夏期講習スペシャル」のほか、林先生が豪華賞品をかけて「プレッシャークロック」に挑みました。