『あなたがしてくれなくても』で、奈緒さん、永山瑛太さんがクランクアップを迎えました。

奈緒さん主演の“大人の恋愛ドラマ”、木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ)。

本作は、30代OLの主人公・吉野みち(奈緒)が、同僚の新名誠(岩田剛典)に、夫とのセックスレスを告白したことから始まるビターなラブストーリー。

リアルすぎる人間描写や、夫婦関係に悩む人たちの思いを代弁するかのようなセリフの数々が共感を呼んでおり、第10話では、吉野夫婦と新名夫婦が離婚を決意。吉野夫婦がお互いを思いやりながらも離婚するシーンが、話題を集めました。

永山瑛太「初めて自分が演じたキャラクターが嫌いになりそうに…」

まず撮影を終えたのは、吉野陽一役を演じた永山瑛太ん。

日差しがまぶしいくらいの快晴の下、急勾配が印象的な、吉野家前の坂道のシーンでクランクアップを迎えました。

「吉野陽一役、永山瑛太さんオールアップになります!」の声とともにスタッフ一同から拍手が起こり、西谷弘監督から花束が手渡されました。

視聴者の間でたびたび賛否を巻き起こしてきた陽一というキャラクターを演じたことについて、永山さんは「俳優をやるうえで、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)」と冗談交じりにコメント。

また、約3ヵ月に及んだ本作の撮影に充実感を感じていたようで、「現場に来ると、みんなが良いものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちが僕自身にもたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうなときもあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と思いを語りました。

そして、このシーンは夫婦を演じたみち役の奈緒さんとも最後の共演シーン。

永山さんは、奈緒さんに「残りのシーン頑張ってね」とエールを送ると、奈緒さんも「最後まで頑張ります!」と返し、2人は固く握手。

最後には、お互いをねぎらうようにやさしく抱き合って、“吉野夫婦”として最後の撮影を終えました。

左から)奈緒、永山瑛太

奈緒「最高の結婚生活を送ることができました」

吉野みち役を演じた奈緒さんは、みちが一人暮らしを始めたアパートのシーンでクランクアップ。

最後のシーンに向けて入念に打ち合わせをしてから、「本番!」のかけ声とともに撮影に臨み、みちとしての演技を終えました。

スタッフから「このシーンをもちまして、主演・吉野みち役、奈緒さんオールアップです!」の声があがり、西谷監督から花束が渡されると、現場は大きな拍手に包まれました。

左から)西谷弘監督、奈緒

約3ヵ月におよぶ撮影を終えた奈緒さんは、「1クール、みなさん本当におつかれさまでした」とあいさつ。

そして、「個人的な話になってしまうのですが、私が20歳のときに『昼顔』(『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』)というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんななかでも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、今日は『昼顔』だねって言って、急いで家に帰って見ていました」と、『昼顔』スタッフが再集結した本作のスタッフたちに、実は自身も『昼顔』ファンであったことを明かしました。

さらに、「『昼顔』の放送が終わったあとに、一人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、そのときに背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした」と、夫・陽一を演じた永山瑛太が自身の人生を後押ししてくれていたことに言及。

そんなさまざまな面で運命的な出会いとなった本作の撮影を終えた奈緒さんは、共演者やスタッフへの感謝を伝え、「すてきな共演者のみなさんと、監督と、スタッフのみなさんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました」と締めくくり、フジテレビ系連続ドラマで初めての主演を務めた
現場を卒業しました。

奈緒

『あなたがしてくれなくても』最終話は、6月22日(木)22時より、フジテレビで放送されます。

<奈緒 コメント>

1クール、みなさん本当におつかれさまでした。個人的な話になってしまうのですが、私が20歳のときに『昼顔』というドラマをテレビでやっていて、当時私はまだ上京前で、地元の福岡から東京に通っていたので、シェアハウスに15人くらいで住んでいたんですけど、自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどテレビドラマというものを見られていませんでした。そんななかでも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで、「今日は『昼顔』だね」って言って、急いで家に帰って見ていました。

その放送が終わったあとに、一人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、そのときに背中を押してくれた先輩が、(永山)瑛太さんでした。

その当時私は、自分がテレビドラマに出られるなんて思っていなかったですし、そんな大きな夢も持てていませんでした。けど、上京していろいろな出会いがあって、このドラマと出会って、(撮影に入った)最初は恥ずかしくて言えなかったんですけど、その『昼顔』を作ったみなさんと、3ヵ月という時間をご一緒できて、夢のような時間を過ごさせていただきました。

そして、この現場で出会ったみなさんと過ごしていくなかで、「やっぱり、エンターテインメントを作るということは、人としてやさしくなれるお仕事に携わっているんだな」とすごく感じました。

現場では、私に想像もできない、各部署でツラいことや大変なこともあったり、寝られない時間もあったりすると思うんですけど、それでもドラマの中に生きるみち、誠、楓、陽一という本当に愛すべき人たちのことを、みなさんが考えて現場で愛して作っている姿を本当に身にしみて感じながら、「やっぱり、この仕事が大好きだな」と改めて思いました。

すごく頼りない座長だったと思うんですけど、すてきな共演者のみなさんと、監督と、スタッフのみなさんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました。

みなさんとまたお会いできるように、もっともっとやさしい自分になってお会いできるように、これからも精進してお芝居を続けます。

全11話、本当にありがとうございました。

<永山瑛太 コメント>

俳優をやるうえで、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)。

それでも、現場に来ると、みんながいいものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちがすごく僕自身たくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうなときもあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感と、なかなか味わえないような感情で満たされています。

長い間、おつかれさまでした。ありがとうございました。

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