『あなたがしてくれなくても』第7話完全版
<ドラマ『あなたがしてくれなくても』これまでのあらすじ完全版>
久しぶりに夫婦で旅行に行こうとした日、吉野みち(奈緒)は夫・陽一(永山瑛太)から、一度だけみちを裏切ってしまったと告げられる。
ショックを受けて家を飛び出したみち。あてもなくさまよううちに新名誠(岩田剛典)に会いたいと思い、走りだした。
だが、「明日10時に待っています。これで最後にします」という新名からのメッセージにあった場所へと向かっても、新名の姿はない。代わりに「元の同僚に戻ろう」というメッセージを受け取るみち。
新名は、妻・楓(田中みな実)とやり直そうとしていたのだ。
旅行がキャンセルとなってしまった陽一は、浮かない顔で働いていた。三島結衣花(さとうほなみ)から「何かあったのか」と聞かれた陽一は、浮気したことをみちに伝えたと話す。
すると三島は激怒し、自分が楽になりたいだけで話すのは身勝手であり、深く傷ついた妻の怒りはやがて不倫相手に向かうと主張。折しも三島は、かつての不倫相手の妻から慰謝料を請求されていた。
新名はみちへの思いを振り切り、楓と結婚記念日をやり直そうとレストランに出かける。出会った頃の思い出話に花を咲かせる2人。これまで蔑ろにしてきたことを謝る楓に、新名は優しく微笑んだ。
だが帰宅後、新名は楓とセックスをしようとはせず、「先寝るね」と言って、1人で寝室に行ってしまう。
相談する相手もいないみちは、新名との関係を知る後輩・北原華(武田玲奈)に付き合ってもらい、カラオケボックスを訪れた。
みちは、セックスレスだったこと、そのためにいろいろと諦めずにやってきたことを告白すると、自分がレスで悩んでいたことを知りながら他の女性と浮気するのは最大の裏切りだと華に愚痴る。
すると華は、浮気がバレた陽一も罪だが、みちだけが被害者なのかと言って帰ってしまった。
ビジネスホテルに入ったみちの元へ、華が戻ってきた。華は、物産展で買った菓子をみちに手渡し、旅行へ行ったふりをするよう指示する。
あくる日、みちは荷物を取りに自宅マンションへ戻る。突然のことに焦り、トイレに逃げ込んでしまう陽一。みちは、何も言わずに荷物をまとめると、トイレから出てきた陽一に何も言わずに出て行った。
月曜日、出社したみちは、華の指示通り部内でお菓子を配る。それを見た新名は、みちに「よかったですね」と声をかけ、自分たち夫婦も結婚記念日に行くはずだったレストランで食事をしたことを報告した。
新名がヘッドハンティングのエージェントに会っていると、入院中だった母・幸恵(大塚寧々)が一時退院するという知らせが。
その夜、新名と楓は、幸恵のために食事の準備をした。そこで楓は、これからは仕事と家庭の両立を考えようと思っている、と幸恵に話す。
華から、「浮気なんて現実逃避以外ない」と言われたみちは、ずっと陽一に自分の気持ちをぶつけていたことに、陽一は自分から逃げようとしていたことに気づく。
そんな折、みちの会社に陽一が訪ねてくる。突然のことに困惑するみち。みちに代わって華が陽一に会いに行くが、陽一は、みちに会えないとわかると何もメッセージを残さずに帰ってしまった。
仕事を終え、マンションに戻ったみちは、散らかった部屋で陽一のタブレットを拾い上げる。そこで陽一が、研修旅行から戻ったみちと流星群を見に行くためにいろいろと調べていたことを知る。
その頃、新名は、仕事を終えてもそのまま帰ることができず、バーで飲んでから帰宅。泥酔し、玄関に倒れ込む新名に、「浮気してるでしょ?」と問いかける楓。新名は無言だった。
楓は、「私のせいだよね。私がずっと拒んでいたから。性処理の1回や2回…」と言いかけるが、新名は「彼女とはそんなんじゃない」と返し…。
陽一が帰宅すると、ソファーに座ってみちが待っていた。陽一は、戸惑いながらも「許さないでいいから、それでもここにいてほしい」と告げて頭を下げた。その言葉を受け、みちはホテルに置いてあった荷物を取りに行く。
明け方、楓は、新名の荷物からスマートフォンを取り出し、パスコードを解除。新名は、みちとのトーク履歴や、水族館の写真は削除していたが、1枚だけ、水槽のガラスにみちが映り込んだ写真だけ残していた。それを見つける楓。
あくる日、陽一が買い物から戻ると、店先で三島が不倫相手の妻・岩井鞠子(佐藤めぐみ)と対峙していた。陽一は、店の中で話すよう鞠子に促す。
一方、華とランチに行こうとしていたみちの前に、楓が現れる。楓は、「私とランチしません?ごちそうします」とみちに告げると、「夫と浮気してますよね?」と続けて…。