ある日、諌間久実(白石聖)が事務所のクローゼットで某有名美容クリニックの制服を発見。
貴山伸彦(松下洸平)の話では、記念すべき最初の依頼で使った衣装だというが、どうやら上水流涼子(天海祐希)にとっては思い出したくない過去のようで…。
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8ヵ月前、顔なじみの元刑事・丹波勝利(丸山智己)の協力で探偵事務所を立ち上げた涼子のもとへ、弁護士時代の後輩が1人の女性を連れてやってくる。
依頼者の名前は西田真紀(市川由衣)。結婚を機に、額の大きなあざを消そうと、メディアでも話題の美容家・愛原樹里亜(水野美紀)が院長を務めるマジェスティックビューティーラボで施術を受けることに。が、半年後、一度は消えたあざがみるみるひどくなったという。
しかし、カルテに問題がなかったことから、治療が原因だと立証することは困難。涼子も思わず絶句するほどひどいそのあざを元に戻すには、海外で整形するしかなく、真紀はそのために必要な多額の費用を樹里亜から奪いたいと涙をこぼす。
依頼を引き受けた涼子が、クリニックに乗り込んでみるものの、樹里亜は弁護士資格を失った涼子をあざ笑い、挙句、元犯罪者呼ばわり。出足からつまずく涼子だったが、やがて、樹里亜が若くてイケメンの秘書を探していることが判明。
するとその矢先、道端で猫を探している1人の青年と出会う。さえない見た目からイケメンへと変身させたその男は、涼子の想像をはるかに超える頭脳の持ち主で、まんまと秘書になることに成功。それこそが、後に涼子のバディとなる貴山だった。
貴山は、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を肌身離さず持っていることに気づき──。