上白石萌歌さんが、社会人としての意気込みを明かしました。
上白石さんは、4月2日(日)14時~放送の『ザ・ノンフィクション「新・上京物語 2023 後編~二十歳の決断~」』(フジテレビ/関東ローカル)の“語り”を担当。
<【前編】上白石萌歌 苦悩した10代を救った父の言葉「どんな仕事でもしんどいのは当たり前」>
先週に続いて担当するのは、東京・浅草にある人気の洋食店「レストラン大宮」で働く3人の“上京組”の若者たちの物語。
一流の料理人になるという夢を抱え、1年目は修業にまい進したものの、2年目となると、さまざまな迷いが生じるように。親身になってくれるオーナーシェフのやさしさを感じながらも、若者たちの心は揺れ動き、やがて退職者が…。
放送第3弾となる「新・上京物語」の後編として、3人の心の動きに迫ります。
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それぞれの夢に向かう2年目の若者たちの決断
2021年春、東京・浅草にある洋食の人気店「レストラン大宮」に、一流の料理人を目指して3人の若者たちが上京してきました。仕事も任されるようになった2年目、彼らは深い迷いのなかにいました。
そのうちの一人、大宮勝雄シェフ(72)が期待を寄せ、店の戦力として着実に成長していたらいちさんが、突然、レストランを去ることに。
「自分の時間が欲しい」と悩み抜いた上での決断でした。同期のちはるさんは、「自分で決めたことなら…」と笑顔で送り出したものの、同じ高校からともに上京した彼女の心は、大きく揺れ始めます。
ちはるさんは、当初の夢だった料理人ではなく、接客のスペシャリストを目指すようになっていました。常連客からの信頼も厚く、ワインの知識や英会話を学ぶなど、新たな夢に向かって突き進む日々。
一方で、まだまだ修業中の身、料理の仕込みや開店の準備などに時間をとられることに「このまま、レストラン大宮で働くべきか…」と疑問を抱き始めていました。
悩み始めたちはるさんの隣では、もう一人の同期のあかりさんが、大宮シェフからマンツーマンで教えを受けながら、料理人への道をまい進していました。
一流の料理人を目指す厳しい世界で、それぞれの夢に向かい、修業の日々を送る上京2年目の若者たち。揺れ動く思いの先に行き着いた「二十歳の決断」をカメラが見つめます。
フジテレビュー!!では、ナレーション収録を終えた上白石さんにインタビュー。2週にわたった番組の感想などを聞きました。
<上白石萌歌 インタビュー>
――「新・上京物語」を読むのは、3回目です。ご自身にとっては、どんなシリーズですか?
毎年この時期に、このシリーズを読ませていただいているので、毎回、新しい気持ちで新年度を迎えられるな、といつも思っています。
それと、「レストラン大宮」のみなさんのことを、勝手に知り合いのように思ってしまって、映像を見るたびに、「みんなが頑張っているから私も頑張らなきゃ」「初心を忘れてはいけないな」と思わされます。
――レストランにも行ってみたい、と話していましたね。
いつも行きたいと思いつつ、一度、外から眺めることはできたのですが、そのときは時間がなくては入れなかったんです。ちはるさんの接客を受けてみたいと思っていました。
――今回のシリーズで特に印象的だった場面はどこですか?
大宮シェフが、スタッフと家族をお見送りするところは、見ていて胸が痛かったです。
2年前、新人みんなで包丁を買いに行ったシーンや、最初のころに気持ちを話すシーンを「こんな日々もあったな」と思い返したのですが、それぞれの選択はあるにせよ、この2年でたくましくなっているのは間違いないと思うので、偉そうなことは言えないですが、きっとこれからの人生も頑張って、踏ん張って歩いていくんだろうとは思いました。
それと、新しく入ってきた新人さんのことも、すごく気になっています。
――新年度ということで、上京してくるみなさん、新生活を始めるみなさんにメッセージをお願いします。
上京してきた方は、初めて東京に足を踏み入れたときの高揚感や「この街でやっていくんだ」という決意のような気持ちを大事にしてほしいです。その気持ちを持ち続けられたほうが、きっといろいろうまくいくと思いますので。
実は、私も新生活が始まるんです。大学を卒業でき、社会人になります。お仕事をしながら、パソコンを開いてレポートを書いたり、お風呂にパソコンと台本を持ち込んだりしなくていいのが、ちょっと新鮮なのですが(笑)。
これからは、学生証のない中、しっかり大人として頑張りたい。みなさんと一緒に頑張れたらいいな、と思っています。
<ナレーションの一部を先取り紹介>
<予告動画>
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3月26日(日)14時~「新・上京物語 2023 後編~二十歳の決断~」予告