“つい素通りしてしまいがちなコト”や“特に旬でもないコト”を番組なりに調べて、毎回ゲストとともに語っていくトークバラエティ番組、フジテレビ『石橋貴明のたいむとんねる』。6月24日の放送は、「まだまだあったケッペキー 君の潔癖(ケッペキー)は本物か!?」を放送した。

ゲストは芸能界を代表する3人のケッペキー、竹山隆範とおぎやはぎ・小木博明、みちょぱこと池田美優が登場。進行役はパグパンこと杉原千尋アナが担当した。

みちょぱが「疲れすぎてお風呂に入れないときは床に寝る」と潔癖エピソードを語ると、小木は「まず風呂に入れないなんてありえない。病気の時だろうが必ず風呂に入るのがケッペキー」と語る。

このあとも日常生活に欠かせないモノやコトについてケッペキーたちが持論を展開していった。

街には便座以上に汚れたスマホがゴロゴロ

現代人には欠かせない文明の利器・スマホ。肌身離さず持ち歩いているため、その汚れは想像以上にひどいという。

スマホに皮脂が付くのが嫌だという話で盛り上がるおじさん3人は、トイレにもスマホを持ち込むというみちょぱに「汚ねえな」と猛批判。さらにうっかり便器の中にスマホを落とし、素手で回収したというエピソードには「潔癖じゃない!」と非難轟々。

「そこは(緊急事態だし)スマホが大事!」と主張していたが、誰も耳を貸さなかった。

そして一般の人たちのスマホはどれくらい汚れているか、医療現場などでも使われ汚れを数値化できる清浄度検査機で調査した。すると便座を超える数値のスマホが続々登場。

そこで、東京女子医科大学の菊池賢教授に聞いてみると「確かにスマホにはたくさんの菌が付いているが、人の皮膚についている常在菌がほとんどなので危険ではない」とのこと。

それを受け「(害があるかどうかではなく)俺は菌があることが嫌なの!」と訴える小木だった。

くしゃみをすると2m先まで唾が飛ぶ

次に盛り上がったのはくしゃみについて。

くしゃみをしたときに両手で口を覆い、手のひらが唾でいっぱいになった経験から「(唾がついた手を)どうするのかなって気になっちゃう」という竹山。

はたしてくしゃみは汚くないのだろうか。再び菊池教授に聞くと、「唾のなかにはウイルスや細菌が混じっていて、触ったり飛沫を吸い込んだりすると病気になる可能性がある」。これにはどよめくケッペキーたち。

今回は番組独自にマイナス25度の空間で撮影されたくしゃみを撮影し調査すると、なんと唾の飛沫は2m先まで飛んでいることがわかった。

しかし、マスクやティッシュで口と鼻をカバーすればそれが防げることも判明。体調が悪いときは唾の飛沫を撒き散らさないように注意したいものだ。

水中でオナラをすると100万個の菌が放出!?

最後にバイキンは苦手だが温泉好きの小木が「温泉でオナラをしたら大腸菌がでているのか」というテーマを投げかける。

小木は「お風呂でオナラをするときは、肛門がパッと開いた瞬間に大腸菌がたくさん出てくるらしいとネットで見てやばいと思った」と言って怯えていた。

菊池教授によれば、確かにオナラにより大腸菌をはじめとしたいろいろな菌が100万個ほどお湯の中に放出する可能性があるという。ただし、それらは自分にもある菌でたとえそれを飲んだとしても自分の菌にはならないし、それにより体調不良にならないとか。

それを聞いて小木は安心するかと思ったら「でも、人の菌が自分に入ってくるのがイヤ」と主張。そのわりにはこれまでのコメントをたどるとハワイのプールやゴルフ場のお風呂、温泉にも入っている。

そのことが引っかかった竹山が「小木君の潔癖にはポリシーがない」と糾弾すると「違うんだよ、(嫌いなのは菌で)湯船は好きなの。だからそこは温泉に入ってちゃんと最後に体を洗うの。それがポリシーよ。おれ、ポリシーがないって言われるのが一番嫌い!」と必死に訴えていた。

文=パンチ広沢