上野樹里が主演を務め、法医学者と刑事という異色の父娘を描くフジテレビ『監察医 朝顔』の最終回(9月23日放送)に村田雄浩の出演が決定した。ドラマ、映画、舞台に引っ張りだこの名優・村田にとって本作が『君の瞳をタイホする!』(1988年1月~3月)以来、実に31年ぶりの月9ドラマ出演となる。

村田が演じるのは、山梨県で農業を営む吉野という男性。平穏な日々を送っていた吉野だが、土砂崩れに母親が巻き込まれ、母親の遺体が運ばれている安置所へ駆けつける。母を亡くし、茫然(ぼうせん)自失の吉野に朝顔たちは・・・。何の前触れもなく大切な人を亡くす悲しみを村田が、その言葉、表情含め全身で、切々と表現するという。

村田雄浩「俺が出た月9って…」

31年ぶりなんて・・・驚き!と言うか、月9に出たことがあることに驚きです!えっ!そのドラマは何?俺が出た月9って・・・何だろう?という感じです(笑)。今回、私は、ほんのちょっとしか出ておりません・・・が・・・それなりにインパクトがあると思うのでお楽しみに!って言うか・・・どこに出ているか分かるかなぁ?

9月16日(月)放送の第10話ラストでは土砂崩れが起こる衝撃の展開を迎えたが、23日放送の最終回では、土砂の下敷きになり、多数の死傷者が出ていることが予想されるため、興雲大学法医学教室に応援の要請が届き、朝顔(上野樹里)、法医学者の安岡光子(志田未来)、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の藤堂絵美(平岩紙)、そして主任教授の夏目茶子(山口智子)の5名が、災害が発生した山梨県に向かう。

現地に入り、すぐさま遺体安置所を作った朝顔たち。彼らのもとへ続々と運ばれる遺体は、泥だらけで損傷が著しく、その痛ましい遺体の状態に、朝顔たちは愕然(がくぜん)とする。しかし、法医学者の本分を全うするため、心を奮い立たせ、まずは遺体の検案を始めることに。そんな中、今回の土砂崩れが自然災害ではなく、人災ではないかという疑惑が浮上する。 

土砂災害の遺体安置所で彷彿(ほうふつ)とされるのは、あの東日本大震災―あの日から法医学者を目指し、そして死と生に誰よりも懸命に向き合ってきた朝顔は・・・。落涙の最終回に注目したい。