9月23日(月)に最終回を迎えるフジテレビ月9ドラマ『監察医 朝顔』。このほど、主演の法医学者役の上野樹里と彼女の父で刑事役の時任三郎がクランクアップを果たした。

父娘が揃う最後のカットを撮り終えると、スタッフから「上野樹里さん、時任三郎さん、オールアップです!」と声が上がり、盛大な拍手とともに、演出の平野眞から花束が贈られた。

時任三郎 コメント

終わってしまいましたね…もうちょっと、やっていたかったかな、という思いもありますが(笑)。気遣いとか、思いやりのあふれるステキな現場でした。個人的には至らないことは多々あるんですけど、初じいじ役を楽しくやらせていただいて、とてもとても貴重な時間を過ごせたな、と思っています。

それと、樹里ちゃん、色々ありがとう。家族のように接してくれて、一緒に芝居をしていても、あるいは観客として、一視聴者として見ていても、心を揺さぶられることが多々あって、すごく良い時間を過ごせたな、と思っています。スタッフの皆さんも本当に、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

上野樹里 コメント

これまで、本当に色々ありました。最初から色んなことがあって、私の見えないところでスタッフの方々が、たくさん動いてくださって、ラストカットも、こんなに素晴らしい環境の中で撮影をさせていただき、本当にありがとうございました。

ご飯もいつも美味しくて、現場で暮らしているような感じで撮影ができました。現場は、常に監督やスタッフの皆さんが柔らかい空気を作ってくださって、とても調和の取れたチームで、皆さんが持っている良さが画面に映っていると思います。こんなに温かい作品に携わることができて、とてもうれしいです。

そして、時任さん、本当にありがとうございました。最高のお父さんでした。朝顔は私より未来を生きているので、朝顔をお手本にしながら、これからも頑張りたいと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした!

9月16日(月)放送の第10話ラストでは土砂崩れが起こる衝撃の展開を迎えたが、23日放送の最終回では、土砂の下敷きになり、多数の死傷者が出ていることが予想されるため、興雲大学法医学教室に応援の要請が届き、朝顔(上野樹里)、法医学者の安岡光子(志田未来)、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の藤堂絵美(平岩紙)、そして主任教授の夏目茶子(山口智子)の5名が、災害が発生した山梨県に向かう。

現地に入り、すぐさま遺体安置所を作った朝顔たち。彼らのもとへ続々と運ばれる遺体は、泥だらけで損傷が著しく、その痛ましい遺体の状態に、朝顔たちは愕然(がくぜん)とする。しかし、法医学者の本分を全うするため、心を奮い立たせ、まずは遺体の検案を始めることに。そんな中、今回の土砂崩れが自然災害ではなく、人災ではないかという疑惑が浮上する。