11月24日(日)20時からフジテレビで放送するスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』にて、小手伸也が20年後の穴子(47歳)を演じることが決定した。
マスオの同期入社で20年後も変わらず海山商事で営業に勤しむ穴子。なんといってもアニメでは、27歳とは思えない“老け顔”が印象的だが、20年経って逆に年齢よりも少し若く見られるようになる。
マスオとともに出世をするも、部下である新入社員たちが、いわゆる“ゆとり世代”で、コンプライアンスにうるさい時代にもなり、強いことも言えず、逆に新入社員に気を遣う日々を送っている。そんな穴子の気晴らしと言えば、20年前と変わらず、公私ともに仲の良いマスオとの“帰りに一杯”。仕事の愚痴などを言い合いながら、一杯ですむわけもなく、夜は更けていく…。
いまやテレビドラマ、映画、舞台に引っ張りだこの小手。穴子役のオファーをした渡辺恒也(企画・プロデュース)は、その理由を「マスオさんの良き同僚であり、時にはずる賢いともいえる処世術を指南してくれる“相棒”でもある穴子さんのキャラクターを、稀代の名バイプレーヤーである小手さんに演じていただいたらどうなるか、その化学反応が見たくなりました」と語る。
<小手伸也コメント>
Q.20年後の穴子役のオファーを聞いた時の心境について
正直、“僕が穴子さんをやっていいんですか!?”と驚きを禁じ得ませんでした。顔も長くないし唇も分厚くないし(笑)。 ただ20年後という発想にあやかり、“可能性の1つ”として演じさせてもらいました。
そして、原作・アニメに対するリスペクトはどうしても反映したく、僕にとっての穴子さんの声はやはり、若本規夫さんだったりするので、“声はそんなに歳をとらない”というイメージのもと、若干“寄せて”ます。
モノマネやコスプレにならないようにしようというのが鈴木監督の演出方針だったので「今のは、寄せ過ぎ(笑)」なんてダメ出しもいただきましたが、そうした確固たるイメージがある役を、リアリティとともに作り出す作業はとても刺激的でした!
Q:視聴者へメッセージ
マスオさん役の西島さんとは今回初めましてだったんですが、“マスオさんと穴子さんという国民的キャラクターをお互いが目の前で背負っている”というおかしみも相まって、とても楽しい撮影になりました。
西島さんも「小手くんがそんな風にやるんだったら、僕も『えぇ〜!』のバリエーションもっと考えないと!(笑)」と、正しいかどうかは一旦置いておいて(笑)、何かしら刺激を受けてくださったようで、そんな二人の既視感あふれるやりとりを、皆様も一緒に楽しんでいただけたら幸いです!ご期待ください!