今夜21時放送のフジテレビ新月9ドラマ『シャーロック』は、犯罪捜査専門コンサルタントの誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と精神科医の若宮潤一(岩田剛典)が難事件を解決していく“最強バディ”ものだが、このたび14日放送の第2話に菅野美穂の出演が決定した。

菅野が月9ドラマに出演するのは2004年放送の『愛し君へ』以来、15年ぶり。今作で演じるのは、美しく聡明で、弱き者に寄り添うハートフルな敏腕弁護士・青木藍子(あおき・あいこ)で、ディーン演じる獅子雄にとって唯一の“忘れられない女性”だという。

今作でディーンと初共演となる菅野は、「ディーンさんはとても紳士的な方。共演させていただくのがとても楽しみです」と話す。物語の裏側には一体どんな真実が隠されているのか?そして青木藍子とは一体どんな人物なのか?

藍子と獅子雄が接点をもつきっかけとなったのは、女性が急行電車にはねられ死亡した一件。所有していた身分証から、亡くなったのは29歳の高橋博美だと判明。高橋はかつて、とあるトラブルの弁護を藍子に依頼しており、その関係を知った獅子雄が、事件の可能性があるとして調査目的で藍子のもとを訪ねたのだ。そこで獅子雄は、藍子の言動にある疑念を抱くようになって…。

謎が謎を呼ぶスリリングなストーリー展開と、菅野とディーンによる白熱の心理戦に注目だ。

菅野「衝撃的なところや悪女っぽさもあり面白い」

−−台本を読んだ感想は

菅野:“絶対面白くなる”確信と、“どういう味付けになるんだろう”という期待を同時に感じることができ、すてきな脚本のドラマに出演させていただけることを光栄に思っています。

−−青木藍子を演じるにあたって

菅野:“こうありたい”自分と“ふたをして遠ざけなければいけない”自分の二面性のある女性。矛盾と葛藤を抱えた人間らしいキャラクターを演じさせていただけることに大きな喜びを感じています。過去の自分と別れたくて、蜘蛛(くも)の巣の主(あるじ)のように丁寧に網を張ってきた人間ですが、感情的なところもあると思います。弁護士という職業柄、水の一滴も漏らさないタイプのはずなのに、衝動的なところや悪女っぽさもあり、そこが藍子という人間の面白いところだと思いますね。

−−撮影現場の雰囲気について

菅野:久しぶりの現場ですが、事前に打ち合わせの時間も作っていただきましたし、忌憚(きたん)なく意見を言い合えるチームで助かっています。湾岸スタジオは『結婚しない』以来7年ぶり。懐かしさを感じつつ、7年前と同じスタッフさんもいらして安心して撮影に臨めています。ディーンさんとは今回初めてお会いしましたが、とても紳士的な方で。共演させていただくのがとても楽しみです!

−−15年ぶりの月9出演について

菅野:『愛し君へ』から15年たった驚きと、15年後の今、こうして再び月9に出演させていただけることに大きな喜びを感じています。カメラもマイクも照明も、機材はあの頃に比べると随分進化していますし、私自身の生活も変化しましたが、演技というものはいつの時代も変わりなく人力なところが面白いですよね。20代の頃は15年後こうしてお仕事できているとは思っていなかったですが、久しぶりに再会した方と現場でご一緒できている今、“年を取るのも悪くないなあ”って思いますね(笑)。

−−視聴者へメッセージを

菅野:“シャーロック”と“ワトソン”という、知らない人がいないくらい有名なバディの活躍を現代の東京で表現するというのは、すごく軽やかで新鮮な月9だと思います。一話完結で完成度の高さもすばらしいので、私自身とても楽しみにしています。