国際交流基金
~インドネシア国立芸術大学の学生を招へい、海を越えて受け継がれる伝統文化の交流~


金城真次氏によるインドネシア国立芸術大学スラカルタ校でのワークショップ

城間栄市氏(城間びんがた工房16代目代表)

 国際交流基金(JF)は、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊学科の学生10名を沖縄に招へいし、沖縄県立芸術大学で琉球芸能を学ぶ学生らとの交流事業を実施します。あわせて、国立劇場おきなわ、城間びんがた工房などの協力のもと、第一線で活躍する琉球芸能実演家によるレクチャー・デモンストレーションや紅型作家によるワークショップを通じて、沖縄の伝統文化を多角的に体験・学習するプログラムを実施します。
 本プログラムは、2025年にインドネシアで実施し、現地の1500人が鑑賞した公演「琉球舞踊インドネシア公演 ~海が結ぶ、王宮の舞~」(注)において築かれた交流をより発展させるためのフォローアップ事業です。
 沖縄とインドネシア、海を越えて受け継がれてきた伝統文化を担う次世代の学生たちが双方の文化を学び合い、その歴史や背景について理解を深めることで、将来の活躍の糧になることに期待します。

(注) 「琉球舞踊インドネシア公演 ~海が結ぶ、王宮の舞~」事業の詳細については、2025年8月5日付プレスリリース「【ご報告】インドネシアで1500名の観客が琉球舞踊に魅了!二つの王朝文化による時空を超えた夢の競演が実現しましたhttps://www.jpf.go.jp/j/about/press/2025/025.htmlをご覧ください。

 本事業は、日本とASEANの次世代の交流促進と人材育成を目的とする包括的な人的交流事業「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として行います。

プログラム琉球舞踊×ジャワ舞踊ワークショップ

日程 2026年2月10日(火)~2026年2月12日(木)
会場 沖縄県立芸術大学
講師 嘉数道彦(沖縄県立芸術大学 音楽学部音楽学科琉球芸能専攻琉球舞踊組踊コース准教授)
内容 沖縄県立芸術大学准教授の嘉数道彦氏を講師に迎え、同学の琉球芸能専攻の学生と、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊学科の学生による交流ワークショップを開催。次世代の伝統文化を担う学生たちによる琉球舞踊とジャワ舞踊の実演や合同稽古を通して、双方の舞踊の身体性や精神性の類似点や相違点を直に感じ、それぞれが自身の表現の幅を広げながら学び合います。互いの衣装やメイクを施したうえで成果発表も行い、両地域の伝統舞踊が響き合う交流の場を創出します。

プログラム紅型ワークショップ

日程 2026年2月13日(金)9:30
会場 城間びんがた工房
講師 城間栄市(城間びんがた工房16代目代表)、城間あずき(城間びんがた工房)
内容 琉球王国時代から続く沖縄の伝統工芸「紅型」をテーマに、工房見学やワークショップ、講話を通して、沖縄ならではの色彩感覚や美意識に触れながら、紅型の歴史や制作工程、図案に込められた思いを学びます。講師には、インドネシアでバティックの修行を積んだ城間栄市氏を迎え、沖縄と東南アジアを結ぶ文化的なつながりを体感できる、創造と学びの場を創出します。ワークショップは、紅型の図案に込められた思いとインドネシアの学生たちの感性が交差し、国境を越えた想像力と交流が広がる機会です。

プログラム琉球舞踊×クラシック音楽レクチャー・デモンストレーション

日程 2026年2月13日(金)15:30
会場 国立劇場おきなわ 稽古場
出演者 宮城茂雄(琉球舞踊家 組踊立方)、玉城和樹(歌三線)、渡久地圭(フルート・音楽プロデューサー)
内容 琉球舞踊とフルートによるコラボレーション企画のレクチャー・デモンストレーションを実施します。琉球舞踊の踊りや音楽性と、異なる音楽文化との対話から新たな表現の可能性を探ります。実演と解説を交えながら、伝統文化の新たな挑戦と創造的な交流の場を体感する機会となります。

プログラム琉球芸能の至宝プログラム

日程 2026年2月14日(土)9:30
会場 国立劇場おきなわ 稽古場
出演者 西江喜春(歌三線・人間国宝)、金城真次(国立劇場おきなわ芸術監督)
内容 人間国宝の歌三線奏者・西江喜春氏と、インドネシア琉球舞踊公演に出演した舞踊家・金城真次氏を迎え、特別プログラムを実施します。実演とお話を通して、世代を超えて受け継がれてきた芸の技と心に直接触れることで、伝統文化の継承の意義を体感する貴重な機会となるとともに、次世代の伝統文化を担う学生たちへ想いと励ましを送ります。
主催 国際交流基金(JF)
共催 シアター・クリエイト株式会社
協力 沖縄県立芸術大学、国立劇場おきなわ、城間びんがた工房

インドネシア国立芸術大学スラカルタ校

 インドネシア共和国高等教育・科学技術省のもと、芸術の保存および発展の分野において長い歴史を有する国立の芸術高等教育機関。1964年にインドネシア伝統音楽芸術アカデミー(ASKI)スラカルタ校として設立され、1988年にインドネシア高等芸術学校(STSI)スラカルタ校となった後、2006年に現在の名称に至る。
 舞台芸術学部や美術・デザイン学部などを有し、教育、研究・芸術創作ならびに地域社会への貢献の質を向上させるため、強い責任と真摯な姿勢で取り組んでいる。



以上
独立行政法人 国際交流基金
国際交流基金(JF)は「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ。」をミッションに、「文化芸術交流」「日本語教育」「日本研究・国際対話」を推進する独立行政法人です。

本事業は、JFが推進する「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」の一環として実施されます。

 このプロジェクトは、2024年から10年間にわたってASEANを中心とするアジア諸国と、日本語教育、文化芸術、日本研究・国際対話の分野で、互いの価値を認め合う、包括的な人的交流プロジェクト「次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-」を展開しています。

 日本語パートナーズ事業と双方向の知的・文化交流事業を軸に、心と心のふれあいを通じて、多層的な人的ネットワークの強化や、対象地域と日本との将来にわたる強い信頼関係の構築を目指します。

◆日本語パートナーズ事業
アジアの中学・高校などで日本語を教える教師やその生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介をする人を派遣しています。

◆双方向の知的・文化交流事業
相互理解の上に成り立つコラボレーションの機会を創出することで、人と人の強い絆を培い、世界の架け橋となる次世代人材を育てます。

次世代共創パートナーシップ-文化のWA2.0-公式サイト https://asiawa.jpf.go.jp/ では、これまでの取り組みを記事や動画で掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
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