映画「零落」の完成披露プレミア上映会舞台挨拶が行われ、斎藤工さん、趣里さん、玉城ティナさん、竹中直人監督、原作の浅野いにおさんが登場。

本作では、8年間の長期連載を終えた人気漫画家が、自堕落でうっ屈した日々の中で、人生の岐路に立つさまが描かれます。

左から)竹中直人、玉城ティナ、斎藤工、趣里、浅野いにお

主演の斎藤さんは、「これは自分のことなんじゃないかなというくらい、(主人公に)『共感しかない』というか。進行形の自分の出来事と思えるくらいに共鳴しました」と伝えました。

そんな斎藤さんが主演になったきっかけは、竹中監督との食事中の会話だったそうで…。

竹中監督は「(斎藤)工と山田孝之さんの、いつも3人で映画『ゾッキ』の宣伝をしていたんですが、そのときはたまたま孝之が仕事で来られなくて。工と食事に行ったときに『次は零落を撮りたいと思ってるんだよ』と言ったら、工が『大好きです』(と言った)」と説明。

そのときの斎藤さんの顔が良くて、「(映画化が)一気に進む気持ちになった」と語りました。

その発言を受け、斎藤さんは「もしそのとき山田孝之さんが食事をしていて『(零落)大好きです』と言っていたら、ここには山田孝之が立っていたのかなって、ちょっとよぎりました」と謙遜。

竹中監督は「いや、それはないだろう」と否定しました。

<作品概要>

映画「零落」は、3月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。

©️2023浅野いにお・小学館/「零落」製作委員会