三星大陽(竜星涼)の投資でゲームアプリ会社「ハイパースティック」を興した小野田虎魂(吉野北人)は、業績こそ順調に伸ばしていたものの、過酷な制作環境下で疲弊していく社員たちの姿に心を痛めていた。
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ある日、行きつけの居酒屋を訪れた虎魂は、店主に「社長をやめたい」とこぼす。そんな虎魂に声をかけてきたのがM&Aアドバイザーの野本優作(竹財輝之助)という男だった。
虎魂と店主の会話を聞いていた野本は、ハイパースティックをイグジットしたらどうか、と持ちかける。イグジットとは、創業者が第三者に株式を売却し、利益を得ること。つまりハイパースティックをもっと大きなゲーム会社に買収してもらってはどうか、というのだ。
大陽のもとを訪れた虎魂は、野本から聞かされた件を相談する。虎魂にその気があるのなら、野本も相談に乗ってくれるのだという。
すると大陽は「今のお前じゃ、きっとろくなM&Aにならないと思う」と言って反対。虎魂が納得できずにいると、大陽は「M&Aするもよし、しないもよし。ただし、俺には頼らないこと」という条件を出す。
挑発するような大陽の言葉にカチンときた虎魂は、林田利光(小手伸也)や起業を目指す大学生・立山隼人(水沢林太郎)の心配をよそにM&A実現へ向けて動き出し…。