菅生新樹さんが初主演作に対する思いを語りました。

2月7日(火)にスタートする火曜ACTION!『凋落ゲーム』は、人々の羨望(せんぼう)を集めるインフルエンサーであり若手起業家の主人公(菅生)が、人には絶対に知られたくない行動を撮影されたことから、何者かに脅迫され不可解なゲームに巻き込まれていくという、緊迫のノンストップエンターテインメントドラマ。

フジテレビュー!!は、本作でドラマ初主演を果たした菅生新樹さんにインタビュー。モデルやCM出演を経て、昨年6月に本格的に俳優として活動をスタート。そこから半年で主演に抜擢された気持ちや作品にかける思い、また今後の活動展望なども聞きました。

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主演抜擢に「正直、自分で大丈夫なのかと…」

<菅生新樹 インタビュー>

──本作がドラマ初主演作となります。オファーを受けた際の率直な感想を教えてください。

まだまだ(役者として)経験値もないので、正直、自分で大丈夫なのかなと思いました。

最初は少し萎縮してしまったのですが、大野プロデューサーさんが僕に懸けて、チャンスをくださったので、そのチャンスをものにできるかは自分次第、誰よりも自分がこの作品に熱意を持って挑もうと思いました。

──初めに台本に目を通したときは、どのような印象を受けましたか?

全4話の構成の中で、スピード感や緊迫感があって、読み進める間に、自分でも考察を楽しんで、すごく面白い作品だなとのめり込んじゃいました。

いろんな見方ができると思うので、ぜひ、考察をして盛り上がっていただけたら嬉しいです。

──演じる役と自身の共通点はありますか?

僕が演じる守口奏多という役柄は、若手社長であり、常に上昇志向を持っているキャラクターです。

先輩に早く追いつきたい、先輩を超えていきたいという点で、常に上を目指しているというところが共感できるポイントでもあり、自分にも似ているのかなと思います。

──演じる上で、どのようなことを意識しましたか?

いわゆるインフルエンサーという役柄で、実際に自分のプライベートの友人にも、そのような方がいるので「もしも、その人に同じことが起きたら…」などと想像しつつ、それを自分の身に置き換えて、責められたときの人間の表情や挙動をいろいろな映像作品を見て探りました。

(C)フジテレビ

──監督からの言葉で印象に残っていることはありますか?

役づくりに関しては、監督と意見を出し合って作り上げていきました。

テストでのお芝居で、監督がカットをかけた後にわざわざ僕のところに来て「そう捉えたんだ。面白いね」と言われたことがすごく印象に残っています。

──初主演ということで、普段とは違う緊張感があったと思います。主演としてどのように振る舞うことを意識していましたか?

過去に参加させていただいた作品で、唐沢寿明さんや、林遣都さん、仲野太賀さんなど、主演を務められた方々のお芝居に対しての熱量や姿勢だったり、作品に対する愛だったりに、現場で自然と自分も奮い立たされました。

その方々を見習って、今回の現場では、主演である僕が作品に対して誰よりも良いものにしようという熱量を持っていたいと思っていました。

良い空気づくりができたらと、毎日、スタッフさんへの「ありがとう」「お疲れ様」の感謝の言葉を忘れず、一人ひとりに声をかけることを意識して取り組みました。

撮影が終わった後に、カメラマンの方から「一緒にできてよかった」と言ってもらえたり、お芝居に対してだけではなく、人柄を褒めてもらえて、僕の思いが少しでも伝わったのかなと思いました。

(C)フジテレビ

──撮影中、大変に感じたことは何ですか?

どうしても撮影の中で、腑に落ちないシーンや瞬間があって、良い作品が作りたい一心で時間をとってしまったときは、申し訳ないなと思いました。

また、スタッフの方々の名前を一人ひとり覚えようと努力したのですが、完全に把握できていなかったと思うので、次回からは全員覚えたいです。

そして、まだまだ余裕がなく、自分のことだけで精一杯になってしまうところもありました。

「ちゃんと感謝を伝えなさい」両親からかけられた言葉

──初主演を務めることを、はじめに誰に報告しましたか?

マネージャーさんから話を聞いたときは、2人で「どういうものにしようか」と話し合いました。

そこからは、家族ですね。父と母に報告をしました。本当にびっくりしていて、目を丸くさせていましたね。

──家族からはどのような言葉をかけられましたか?

「おめでとう」はもちろんですけど、「本当に恵まれてるね。周りの人に謙虚に、ちゃんと感謝を伝えなさい」と言われました。

──主演としての心構えや、役づくりにストイックな一面が伺えましたが、今までの出演作品を見返すことはありますか?

放送が終わったら見ないですけど、放送中は何度か見返します。

演技プランを考えることはできるのですが、まだまだ実際にそれが表現としてうまくできていないなと見ていて思います。

──自身の演技に納得がいかず、現場で「もう一回」と自らリクエストすることも?

自分が気になっているシーンは、必ずモニターを確認しにいきます。

スタッフの方々が言いやすい環境を作ってくださったこともあり、今回は「もう一回、やらせてください」とお願いすることが何度かありました。

(C)フジテレビ

俳優・菅生新樹の強みは“目力”

──自身の俳優としての強み、アピールポイントを教えてください。

僕は、現場にいるとずっと喋っていられるので、飽きさせない自信があります(笑)。

演技は、自分的にはまだまだだと思っているのですが、“目力”というのを先輩に褒められたことがあるので、強みなのかなと思います。

──昨年の6月から本格的に俳優業をスタートさせて、今回、主演という大役を手にしましたが、今後どのように活動の場を広げていきたいですか?

皆さまの日常が楽しくなるような作品を届けていきたいです。

主演ではなくても、存在感を発揮して、「彼がいるんだったら(作品を)見てみよう」と言われるような作品に還元できる役者になりたいです。

──ファンの方の存在を意識する機会は増えましたか?

SNSにいただくコメントは、嬉しいので毎回見ちゃいますね。

ドラマの投稿をしたときに「面白かったよ」というコメントをいただくと、「やってよかった」と安堵します。

──「日常が楽しくなるような作品を」と言いましたが、菅生さんの日常を楽しませる、プライベートでハマっていることは何ですか?

友だちと銭湯に行くことが多くて、サウナに行ったり、最近はできていないのですが、ダーツにハマっていて、友人たちと4時間くらい投げ合ったりしています。

他にも、「FIFAワールドカップカタール2022」をきっかけにサッカーゲームを買ったら、すごくハマっちゃって、移動中にずっとやっています。

自分の中のダーツブームは大学生のときに一度、サッカーゲームも小さい頃はずっとやっていたので、結局は同じことを繰り返している感じです(笑)。

(C)フジテレビ

──最後に、これからドラマをご覧になる視聴者の方へメッセージをお願いします。

『凋落ゲーム』という作品は、誰にでも起こり得ることがテーマで、SNSというのが主な題材としてあります。

皆さんが身近に感じられる作品となっており、想像もしやすいと思うので、考察だったり、ドキドキするスピード感や緊迫感を一緒に味わってもらえたらなと思います。