クリープハイプのメジャーデビュー10周年を記念した「クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展」が都内で開催され、メンバーが訪れました。
「声の博物館」がテーマの展覧会には、これまで発してきた「歌」や記憶に焼きつく「MC」など様々な「声」が展示されています。『めざましテレビ』は現地でメンバーを単独インタビュー。ここでは放送で入りきれなかった未公開部分も含めお伝えします。
シャワーのように“賞賛”を浴びたい(笑)!
――(鈴木唯アナ)展覧会を見ていかがでしたか?
尾崎:自分たちの声だから不思議でしたね。恥ずかしいという気持ちが最初に来ちゃって……。だからお客さんがうらやましいです。
小川:メンバーの今まで聞いたことがない声など聞けて、自然と笑っちゃいましたね。
――聞いたことがない声ってあるんですね?
尾崎:(メンバーに)言ってくれたらいくらでも言うのに……!
小川:じゃあ、お願いしようかな、お湯が沸いた時とか(笑)。
――この展覧会で聞いてほしい、見てほしいと思うところはどこですか?
尾崎:自分たちでも忘れている歴史を感じることができたし、声も年をとっていくというか、逆に時間が経つことで元気になったり、不思議なものですね。体調や精神状態によっても変わるし、改めて、自分たちがやっている音と声というのは生き物だなと感じました。
――声の変化も感じましたか?
尾崎:感じました。
長谷川:年代ごとに声を聞けるコーナーがあったので、やっぱり毎年変わっているんだなと。面白かったですね。
尾崎:会場の響き方やお客さんの数によっても音が変わるので、本当にそこにしかない空間が保存されているというのを実感しました。
――普段出している声とは違う、ここでしか聞けない声もありましたね。
尾崎:そうですね。真面目なものから、ふざけたものまでいろいろあります。いろんなものが手軽に見られる時代ですが、聞くということはそこにいなければ成立しない。1対1で「あなただけに」というのもなかなか難しくて、嘘くさいなって思うこともあるんです。
でも、今回の展示はちゃんと1対1でお客さんに向き合えていると思うので、自分たちもそこを目指したいなと改めて思いました。
尾崎世界観の“添加物のない”「ありがとう」とは?
――お互い「こういう時のメンバーの声が好き」というのはありますか?
小泉:尾崎くんがライブ終わりで言う「ありがとう」の声が好きです。なんか安心します。
小川:分かる気がします。添加物が入ってない、ぼそっと言う「ありがとう」って感じがすごくいいなって思いますね。
尾崎:あ・り・が・と・う!(変な声で)。
小川:添加物がすごく入ったね(笑)。
――長谷川さんや小泉さんの声はどうですか?
小川:(二人とも)低いですね。
尾崎:(小泉さんは)低すぎて、声というか(音の)揺れに感じます(笑)。カオナシは真ん中、フラットな声ですね。
長谷川:「聞いていて眠くなる声だね」ってよく言われます(笑)。
尾崎:安定感がある。どこに出しても恥ずかしくない声(笑)。
次は“匂い”を…「どんどんマニアックになっていきますね」
――もし、次に展覧会をやるとしたら何を展示したいですか?
尾崎:匂い。作品内でも匂いを表現することが多いので、次は「匂い」でやりたいですね。
――恥ずかしくないですか?自分の匂いを嗅いでもらうというのは…。
尾崎:確かに(笑)。
長谷川:でも、ライブハウスの匂いとか、会場でしか感じることができないので。
――ライブハウスの匂いとはどういう感じですか?
尾崎:ほこりっぽいというか、あまりいい匂いではないんですが、「あ~、そうだったな」と思いだす匂いですね。あとは、こんな気持ちになった時の匂いとか、オリジナルのものを作って展示できたらいいですね。
匂いからはなかなか逃げられないので、やってみたいです。でも、どんどんマニアックになっていきますね(笑)。
――この展覧会のタイトル「クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展」にちなみまして、みなさんがシャワーのように浴びたいものって何ですか?
尾崎:賞賛!
小泉:褒められたいよね(笑)。
尾崎:バズったことないので。
小泉:プロ野球で優勝した時にやるビールかけをやってみたいですね。
尾崎:そんな失礼なことを言っちゃいけない!優勝したチームだけがやれることなんだから(笑)。
「クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展」は、2月11日(土)〜 26日(月)まで、名古屋PARCOにて開催。
詳細は公式サイト(https://nagoya.parco.jp/)まで