編集部が勝手に推しているイケメンを特集する「眼福♡男子」。第6弾は、2.5次元作品のみならず、映像作品やアーティストとしても活躍している崎山つばさが登場!
30歳の誕生日当日に行われたバースデーイベントの様子やファンの皆さんへの思い、近況をインタビューした。
30歳になったけど、無理して大人になろうとは思わない
――まずはお誕生日おめでとうございます!誕生日当日を一緒に過ごせるなんて、ファンの皆さんにとっては至福の時だと思います。
当日にイベントってなかなかないことだから、うれしいです!
――大阪ではひと足早く10月27日にイベントを開催したんですよね。
ライブや舞台でもそうですが、大阪のお客さんはすっごくノリがいいんですよ。昼間から盛り上がってくれて、僕自身も楽しかったです。
あの日の終演後、来ていただいたお客様へ直接クリアファイルを手渡す時に「今日、私も誕生日なんです!」と言う子がいたので、つい、「じゃあ、一緒じゃん!」なんて答えてしまったんですよね。
僕の誕生日まで、まだ1週間ぐらいあったのに(笑)。そんな錯覚を起こしてしまうぐらいお祝いムードに包まれていて、とても幸せな時間でした。
――崎山さんのファンの皆さんには特徴はあると思いますか?
団結力と対応力があって、真剣にステージを見守ってくれる時と盛り上がる時のメリハリがあるんですよね。大阪でのライブ終盤、真面目な話をしている間はちゃんと話を聞いてくれていたんですけど、「最後だからプレゼントします」ってタオルを振り回したら、「これもちょうだい」「あれもちょうだい」って一斉におねだりされて。
着ていたパーカまで!身ぐるみはがされそうになりました(笑)。それぐらいオンとオフの差がはっきりしていて、そんな皆さんのことが僕も大好きです。
――いい意味で遠慮がないんですね(笑)。30歳になった心境を改めて聞かせてください。
10代、20代の頃は、30歳ってすごく大人で、普通に働いていたら成人してから10年経っているので地盤もしっかりしているというイメージでした。10代の頃は「早く30歳になりたい」と思う時期もありましたけど、この世界に入ってからは大人な面を持ちながらも、少年っぽい部分も忘れずにいたい、と思うようになりましたね。
この先、20代で経験したことが生かされることも多くなると思いますが、あまり気負わず、無理して“大人になろう”とかは考えないようにしています。
――30代に入ったことで、演じる役柄にも変化が出てくるでしょうね。
お父さん役とかもそのうちあるんでしょうね(笑)。
崎山といえば、名だたる刀剣が戦士へと姿を変え、歴史を守るために闘う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とし、アニメ・ミュージカル・舞台などメディアミックスで旋風を巻き起こしたミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役でおなじみ。この作品や役柄と出合い、変化したことも多くあったのだそう。
自分らしい役作りの方法を見つけられたのは、『刀剣乱舞』のおかげ
――現在は、「ミュージカル『刀剣乱舞』歌合 乱舞狂乱 2019」の稽古中ですか?
そうですね。昨日もずっと踊りっぱなしで汗をかきまくってました。『刀剣乱舞』のミュージカルに出演するようになって今年で5年目。日々変化していくものもありますし、昨年末『NHK紅白歌合戦』に出場させていただいてから注目度も高まっているので、より気合が入っています。
――「石切丸として存在しなければ」という苦労もあるのでは?
MCとかで「こう話したいな」と思いつつ、「今は石切丸だからこの発言は違う」って考えてしまうこともあるし、逆にキャラに助けられて緊張せずにいられることもあるんですよ。同じ役柄を5年も演じさせていただけるのは珍しいことだから、感謝しながらステージに立っています。
――石切丸と出会って変わったこともありましたか?
環境もそうですし、仕事に対する姿勢や役へのアプローチ方法もガラッと変わりました。ステージに立ちながら、より自分らしい役作りの方法を見つけることができたのは、ミュージカル『刀剣乱舞』のおかげです。
新年はコメディ作品でスタート。人を笑わせることは嫌いじゃない
2019年は初主演映画『クロガラス』シリーズや、初主演舞台『幕末太陽傳 外伝』を経験。そして2020年――新年早々、ドラマ&舞台のメディアミックス作品でまた新たな顔を見せてくれる予定となっている。
――2020年は、年明けからドラマ・舞台『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』に出演しますね。
以前も『御茶ノ水ロック』というメディアミックス作品に出演させていただいたのですが、今回も1月にドラマが放送されたあと、5月に舞台をやります。舞台って、決まった時間に会場へ行かなければならないので、足を運びづらいという方もいるかもしれません。でも、僕らとしては、やはり劇場で生の芝居を観てもらいたいという思いがあるんです。
そこのハードルを下げてくれるのが、メディアミックスの良さですよね。2.5次元作品が好きな人、アニメやマンガが好きな人、ドラマや映画が好きな人が同じ空間で一つの作品を観ることで新たな交流が生まれたり、他のキャストの出演作品を観に行ったり。お客様にとって楽しい時間がもっと増えたらいいなと思います。
――作品は、鈴木おさむさんが脚本を手掛けられるだけに、笑いたっぷりのコメディということですが。
舞台で難しいのは、お客様が感動していても演者側に伝わらないことってあるんですよね。涙を流されている時は別ですが。表情には出なくても、実は感動しているという方もいらっしゃるので。でも、コメディは、面白くなければ笑いは起こらない。お客様の反応がすぐに伝わってくるのがコメディの醍醐味なので、今回はよりたくさんの笑い声が聞けるよう頑張らなければと思っています。
――人を笑わせることは、何よりも難しいと言われます。
そうですね。でも、僕、昔からちょっとひょうきんなところがあるんです。小学生の頃の写真を見ると必ず変顔をしていたり、当時流行っていた芸人さんのギャグをやってたりするんですよ。だから、今でも人を笑わせることは嫌いじゃありませんし、お客様が笑ってくだされば、その瞬間が僕にとって素敵な時間になります。
「演じることが楽しくてたまらない」――彼の大きな瞳は強い光を放ちながら、そう訴えかけてきた。<プライベート編>では、崎山の私生活にもググっと肉迫。お楽しみに!