鈴鹿央士さんと藤間爽子さんが、第5話の未公開シーンについて語りました。

現在放送中の木曜劇場『silent』(読み:サイレント)。主人公の青羽紬(あおば・つむぎ/川口春奈)が、かつて本気で愛した恋人である佐倉想(さくら・そう/目黒蓮)と、音のない世界で“出会い直す”という、切なくも温かいラブストーリーです。

本作は、これまでに、見逃し配信の再生数で3度の“歴代最高”記録を更新。さらに、番組公式SNSのフォロワー数がTwitterで60万人、Instagramでは122万人を突破するなど、話題となっています。

11月27日、「映像がまるで映画のようだ」という多くの声を受け、第1話を映画館のスクリーンで上映。

その後、ドラマに出演する鈴鹿央士さん、藤間爽子さん、このドラマのファンを公言する若槻千夏さん、そして村瀬健プロデューサーが登壇し、トークイベントが行われました。

<ドラマ『silent』の関連記事>

未公開シーン公開で若槻千夏が涙

主人公・紬カラーのブルーのニットを着て登場した若槻さん。ドラマの聖地巡礼をするほど、ドラマにどハマりしているそうで「ファン代表で来ました。初めて聖地巡礼を自分で行きたいと思ったのがこのドラマです」と挨拶しました。

イベントでは、会場限定で、第5話の戸川湊斗(鈴鹿)と横井真子(藤間)のファミレスでのシーンを未公開カットを含めたノーカット版で公開。

恋愛中の可愛い紬について、親友の真子が湊斗にプレゼンする場面で、想は紬をキラキラさせたが、湊斗はぽわぽわさせていたと告げるやりとりに、若槻さんは「このドラマの素晴らしいところって、一人ひとりの人間性が伝わるところだなと思います」と涙を浮かべながら熱く語りました。

このシーンの撮影を振り返って、鈴鹿さんは「大変でしたね」とにっこり。

藤間さんは、「プレゼンのシーンは、ずっと紬のそばにいたからこそできたプレゼンだったなと感じています。私も大切に演じました」と話しました。

「真子の気遣いというか、最初は少し湊斗をいじったりする場面も。そこも真子のいいところで、いい意味で空気を読まない、カラッとした明るいところが、湊斗の背中を押すというシーンだったなと思います」と続けました。

本編では泣く泣くカットされたシーン。村瀬さんは「皆さん、『なんでこんないいシーンをカットするんだよ』って思いますよね。(時間の都合で)どうしてもカットしてしまういいシーンがいっぱいあるんですよ。シナリオブックでは、完全版になっているので、(ドラマと)見比べるとより楽しめると思います」と話しました。

そんな撮影現場での雰囲気について聞かれると、鈴鹿さんは「自由に意見を出し合って、現場で何かが生まれたりする、すごくクリエイティブな現場です」とコメント。

藤間さんは「年齢が近いこともあって、和気あいあいと。お芝居の話をするというよりは、普段の現場から作り出されていくという感じで、とても楽しいです」と話しました。

“主成分優しさ”湊斗は鈴鹿央士にぴったり

「ぽわぽわと言われるより、キラキラと言われたい?」と質問され「僕は、ぽわぽわと言われたいかも知れないです。落ち着いて生活したい」と答えた鈴鹿さん。

新美有加フジテレビアナウンサーが「”主成分優しさ”が伝わる。湊斗くんにぴったり。湊斗くんと鈴鹿さんに境界線がない感じ」と言うと、若槻さんも「この役は、本当に鈴鹿くんじゃないとできなかったと思う」と同調。

「鈴鹿央士がいなかったらどうなってたんだろう」と切り出した村瀬さんは、「最初オファーしたときは、ドラマと重なっていて一度諦めた。本を作っていく上でやっぱり諦められないと思って、もう一度オファーした」とキャスティングの裏話を明かしました。

今後の展開は…ユニットを結成!?

SNSでも話題となった、第5話のハンバーグを作りながら紬と湊斗が電話するシーン。

若槻さんも「すごいリアルで泣きました」とコメント。実際に電話をつなげて、カメラを4台を駆使し、撮影したというシーンについて村瀬さんは、「風間(太樹)監督がこの撮影にこだわりたいと言っていて、すごくいいシーンになったのでよかったです。編集で号泣でした」と話しました。

若槻さんは「一つひとつが(伏線のように)繋がっていて、みんなが『ここもじゃないか』って気になっちゃう。恋愛ドラマで、ここまで考察するドラマってないですよね」とコメント。

村瀬さんは「(SNSに寄せられる考察は)僕らが考えていないことまで想像していることも多い」と話し、今後のドラマの展開について聞かれると「この後、ユニットを結成します。2人(湊斗と真子)とある人で。注目していてください」と笑顔。

鈴鹿さんと藤間さんは「ユニット名がちょっとダサいんです…」とはにかみました。

村瀬さんは「“主成分優しさ”の湊斗と真子も本当に優しくて、『silent』の世界を体現している2人だと思っています。他にもそういう子がいて…(これが)ヒントかな」と笑いました。