<あらすじ>

真実を語る人を「嘘つき」と決めつけてしまうことは、

自分が「噓つき」になるということ――

“嘘”に振り回されてきた主人公・みつ子の周りには、

嘘つきばかりが集まってくる。というより、

周囲の人間の言葉を信じられず「嘘つき」と決めつけてしまう節があった。

クリスマスイヴの夜。

雪がしんしんと降るなか細々と営業する一軒の居酒屋。

なんでクリスマスの夜に?というような、おかしな客が集まってくる。