『silent』第6話完全版
青羽紬(川口春奈)と戸川湊斗(鈴鹿央士)が別れ、佐倉想(目黒蓮)は改めて自分の紬への気持ちを再認識するように。
しかし、同時に、紬や湊斗から離れ1人で生きようとしていた大学時代に、耳が徐々に聞こえなくなる不安を聞いてくれ、そばで寄り添ってくれた桃野奈々(夏帆)とちゃんと向き合わなければいけないと感じていた。
<ドラマ『silent』これまでのあらすじ完全版>
紬もまた、想にとって奈々がどんな存在なのか気になっていた。
そんなとき、想のスマホに奈々から着信が。想は奈々に何かあったのかもしれないから代わりに出てほしいと紬に頼む。困惑しながらも紬が電話にでると切れてしまった。
すぐに、ビデオ電話と間違えたと奈々からLINEが来てホッとする想。紬の問いには、「(奈々は)高校卒業後にできた唯一の友だち」だと答えた。
仕事帰りの奈々は、想を見かける。声をかけようとしたが、想は待ち合わせていた紬と行ってしまった。
紬は手話教室で、春尾正輝(風間俊介)が湊斗と繋がっていることを知る。春尾から、湊斗が「交際していた3年間は、楽しかった」と言っていたと聞かされた紬は、自分も楽しかったと言う。
さらに、春尾から想のことを聞かれた紬は、「好きな言葉をくれる人」だと答えた。
その頃、佐倉家では想の母・律子(篠原涼子)が、想の部屋にあるCDを処分すると言い出していた。夫の隆司(利重剛)は想に確認したほうが良いと言うが、律子はわざわざ聞かなくても良いと告げる。
すると、萌(桜田ひより)は、想が聞くためにCDをとってあるわけではないと自室に運び込んだ。
想は、奈々ときちんと向き合おうとカフェで会う。
紬のことだと察する奈々は自分の恋が実らないことを知り、なんとか引き止めようとする。しかし、奈々の想いは通じることはなかった。
その夜、奈々は夢を見る。奈々と想が電話をしたり、楽しそうに手話を使わず会話をしている。だが、その夢の世界に音はなかった。
次の日、奈々は手話教室を終えた紬を引き留める。
カフェで紬と手話で話す奈々は、想に手話を教えたのは自分だと言う。そして、想からも手話を教わっていると言う紬に、「プレゼントを包み直して渡された気分だ」と突きつける奈々。
さらに、想の声を聞いたことがある紬を羨み、自分の想への思いは叶いそうにないと、奈々は泣きながらカフェを後にした。
街に出た奈々のスマホに想から着信が。すぐに奈々の前に現れた想。奈々は泣きながら耳にスマホをあて、想を見つめている。
奈々を心配して後を追った紬は、そんな2人を見てしまった…。