アンタッチャブル(山崎弘也さん、柴田英嗣さん)が、番組収録の感想や、AI(人工知能)についての思いを語りました。

10月23日(日)16時00分より、仙台放送開局60周年・フジテレビ系列28局ネット番組『さらばだ、人間たち ~AIからの挑戦状~』が放送されます。

ここ数年、AIの発達は凄まじく、2045年にはコンピュータの能力が人類を超えるとも言われています。

この番組は、「人間」と「AI」それぞれの現在位置を体感し、「将来、人間とAIはどう向き合っていくのか?」がテーマ。人間とAIの勝負を純粋に楽しみながら、共に生きていく共存方法を模索するAIバラエティ番組です。

「最強分析AI VS 伝説の元プロ野球選手による野球ガチンコ直接対決」「味覚を数値化できるAI VS 一流料理人・茂出木浩司の頂上決戦」「最新漁業AI VS ベテラン漁師!果たして多くの魚を獲るのは!?」の3つの挑戦を紹介。

スタジオには、MCを務めるアンタッチャブルをはじめ、ゲストの尾形貴弘さん(パンサー)、重盛さと美さんが登場します。

番組収録後、アンタッチャブルが記者からの質問に答えました。

例えが思いつかない柴田に山崎「ほしいね、こういう時にAIが」

――番組収録を終えた感想は?

柴田:我々は、今50歳手前くらいですけど、歳をとることに、悲しい部分があったのです。けど、60歳、70歳になる未来が楽しみになりました。

だからと言って、早くなりたいわけではないんですけど(笑)。「楽しみがあるな」と言ったところですね。

山崎:これから本当に便利になっていくんだろうな、と。「今日、どうでしたか?」という質問にも、AIが考えてくれるようになるわけですから。「芸人として助けられる部分が増えていくんじゃないかな?」と期待しています。

柴田:すぐ出来るでしょうね。我々、パターンが少ないから(笑)。

大喜利もAIが答えを出して、勝つ時代が来ているわけですから、うかうかしていられないですよ。

山崎:個人的なAIができれば、「今日、AIを行かせますね」というのができるわけですもんね。コピーロボットじゃないけど、そういうのができれば楽だよな~。

柴田:営業の仕事に行っている間に、番組収録はAIに任せるみたいな。

山崎:自分のコメントをAIに教え込ませて、AIに仕事に行ってもらってね。自分のAIだから、仕事を奪われるということではないからね。遠隔で仕事ができて、AIに食わせてもらう。

――印象に残ったシーンを教えてください。

山崎:僕は野球好きとして、やはり野球対決はものすごく見ごたえがありました。

さらに、野球対決だけを見るのではなくて、今後のプロ野球界、メジャーリーグ、WBC(ワールドベースボールクラシック)のいろいろな可能性が広がっていく企画だったと思います。

「メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースの職員の方も見ているんじゃないかな?」と思います。特にアメリカなんて、こういうAIの技術を取り入れるのが早いですから。

柴田:私はAIと一流シェフとの対決なんですけど、裏テーマとして、一流シェフとそれを審査する審査委員長の対決があるんです。

一流シェフの師匠が出てくるんですけど、それがちょっとバチバチっとバトルするのも面白いので、印象に残っています。

当然、AIとの対決もおもしろいんですけどね。

――番組以外でも、見てみたいAIと人間の対決はありますか?

山崎:AIの漫才を見てみたいですね。AIが「M-1グランプリ」に出るみたいな。どこまで勝ち上がれるのか、と。

柴田:具体的に思いついていないんですけど、「世界に1人しかできない神業を、AIは出来るのか」というような対決が見てみたいです。

神業がなんなのか思いついていないんですけど、超ニッチなところが見てみたいですね。本当に、ちょっと思いついていないんですけどね。

山崎:ほしいね、こういう時にAIが。AIがいれば思いついたんでしょうけど。

――番組の見どころを視聴者の方にお願いします。

山崎:AIの進化のすごさですね。そういうところが、本当に見どころですし、AIを通して人のすごさもわかります。

(AIは)人の上で成り立っているというのが、わかりました。

夢を持った番組ですから、「こんなAIができたらいいな」と思いながら、見届けていただければと思います。

できれば番組の主題歌も(歌手の)AIさんにお願いして、「一人じゃない~から~」とね、story的な歌も流れればね。

柴田:「さらばだ、人間たち」という、すごく大きなテーマですよね。「さらばだ」というのを、人間がいなくなってしまうという風に捉えていたんですけど、そうじゃなくて「AIと一緒に、新しい人類がやってくる。新しい地球がやってくる」という意味での「さらばだ」と感じました。その辺りに注目してもらいたいです。