東京・表参道にある、唐辛子料理専門店「赤い壺」の店主の大須賀友美さんに密着しました。

15年前から激辛料理を生み出し続けている、激辛業界のパイオニア的存在である大須賀さんは、激辛スナック菓子「暴君ハバネロ」とのコラボ商品やマグネットバイシブヤ109で販売された激辛メニューの監修など、企業からのオファーも絶えません。

フードコーディネーターをしていた20代の頃に、ファミレスのメニュー開発で旨辛料理を作ったのがきっかけで激辛の道へ。28歳で開店資金を貯めるため、銀座の高級クラブに入店すると、ナンバーワンとなり2年で2000万円を貯め、お店をオープン。

番組では、激辛好きの大須賀さんの習慣や、今年のフジロックフェスティバルに出店した様子にも迫りました。

激辛の名店「赤い壺」大須賀友美さんの“セブンルール”とは?

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ルール①:お通しは“1辛”

彼女が考えるメニューでは、200種ほどの異なる唐辛子を組み合わせることで、1辛から8辛まで辛さのレベルが選べます。

中でもお通しに力を入れており、お客さんが最初に食べる料理であるため、辛さは1辛に。

それが平気であれば、料理で2辛、3辛と段階を上げて楽しんでもらうそうです。

スタジオでは、お通しで出される、伏見唐辛子のディップ(週替わり)を試食。

ゲストの蛙亭・イワクラさん、長濱ねるさん、YOUさん、尾崎世界観さんが揃って「おいしい!」と声をあげる中、本谷有希子さんは辛いのが苦手なのか「辛いじゃん」と顔をしかめました。

ルール②:辛さはハチミツにこだわる

大須賀さんの激辛料理で、隠し味に使われているのが、ブルガリア産のクローバーハチミツ。唐辛子をたくさん入れると粉っぽくなり苦くなってしまうそうで、そこにハチミツを入れることでなめらかになるうえ、逆に辛さが引き出されるといいます。

ハチミツについても100種類以上食べてきたそうで、「甘すぎず食材になじみやすい」という理由で、このハチミツを使っているそうです。

ルール③:辛い物を食べた日は息子とキスしない

30歳のとき、開店と同時に結婚した大須賀さんは、現在夫と、3歳の息子と3人暮らし。

4年前、41歳のときに出産した長男・たおくんからは、少し強めのキスで愛情表現を受けます。

しかし、唐辛子の辛味成分カプサイシンは小さな子どもの体には刺激が強いため、大須賀さんが辛いものを食べた後のキスは我慢させます。

ルール④:My七味を持ち歩く

この日は、岩手から家事の手伝いに来てくれた母とランチへ。

つけそば屋さんに入り注文した、もともと辛いつけ汁に自らブレンドしたという「一味」を5杯追加。

大須賀さんは、お気に入りのMy七味を持ち歩いており、おにぎりやアイスにもピリ辛のアクセントを足すそうです。

ルール⑤:休日は酵素風呂に行く

お店が定休日の日曜日に訪れたのは、下北沢にある酵素風呂。

米ぬかの自然発酵により、約70度の熱で芯から温まり、血行促進や疲労回復、美容効果が期待されるそう。

この酵素風呂に月に2回ほど通う大須賀さんは、「疲れたときのストレス発散になる」といい、汗をかくことについて「辛いものを食べたときの爽快感と一緒」と語りました。

スタジオでは、「3辛」と「8辛」の料理も試食したキャストが、「テンションが(上がった)」(YOU)、「抑圧されてるものが辛いもので解放されるんじゃないですか?」(本谷)、「明るくなっていく」(尾崎)と感想を。

本谷さんが「『辛い』が感情の中で1番出しやすいのかも」と分析すると、YOUさんは「最近、元気ないなと思ったら、『赤い壺』で8辛を食べれば、解放できるかもしれない」と同調しました。

ルール⑥:メニュー写真は辛くなさそうに撮る

今年の夏、大須賀さんのもとにフジロックフェスティバルから、出店のオファーがあり、新潟産の唐辛子「かんずり」をアクセントにした、旨辛の餃子ボールなど5品の唐辛子料理を出すことになりました。

メニュー写真は、「美味しそう」「食べやすそう」に見えることを基準に、撮影しているそうです。

ルール⑦:店舗は増やさない

フジロックフェスティバルの開催2日前、約100店舗の飲食店が設営を開始。

初の出店に大須賀さんは、「ちょっと弱気になった」そうで、激辛だけでなく「ピリ辛」や「NO辛」も用意しました。

本番では、好評を博したものの、売り上げは目標に至らなかったそうで、負けず嫌いな性格から必ずリベンジすることを誓いました。

しかし、多くの出店オファーが来るものの「店舗は増やさない」大須賀さんは、「好きな人としか働きたくない」といい、「こんな変な店、1店舗でいいんじゃない?」と笑いました。

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