森田舜、石川和男、髙田万由子、三輪記子、藤本万梨乃フジテレビアナウンサーら東京大学を卒業した面々が、男女のチームに分かれて対戦した1月20日(月)放送の『ネプリーグ』。

今回、地理担当の村瀬哲史先生が教えてくれた、誰かに話したくなるウンチクは?

ニシンを表す“カド”という言葉が数の子の由来

お正月のおせち料理には欠かせない“数の子”。ニシンの卵なのになぜ“数”の子、という名前が付いたのか。村瀬先生がその由来を教えてくれた。

ニシンはもともと地方によって呼び名が異なる魚で、北海道や東北地方では「カド」と呼ぶ地域があったという。

その地域ではニシンの卵を「カドの子」と呼んでいたので、それが訛って「数の子」と呼ばれるようになったのだそうだ。

ちなみに、おせち料理にはなぜ“数の子”を入れるのだろうか?「卵が多い」=「子どもがたくさん生まれることを祈って」という由来は聞いたことがあるかもしれないが、村瀬先生によると、その奥にはもう一つ隠されている意味があるという。

ニシンに漢字をあてると「二親」。つまり、二親=父と母のことを指している。数の子は、両親から多く子どもが生まれる=子孫繁栄を祈る縁起物なのだ。