同世代の人気俳優3人が、50歳を前に語り合います。
9月18日(日)の『ボクらの時代』に、村上淳さん、浅野忠信さん、オダギリジョーさんが登場します。
村上淳「3人で集まる日が来るなんて」
村上さんが「すごいね。浅野くんとオダギリくんと、3人で集まる日が来るなんてね」と感慨深げに語り、鼎談はスタート。
村上:うれしいですよ。20代とか、30代で集まるんじゃなくて、50近くなって集まるっていうの…良くないですか?
オダギリ:ムラジュンさんと、浅野さんって、(年齢は)一緒なんでしたっけ?
村上:同い年。
浅野:もう49になった?
村上:49になった。
浅野:俺は、11月で。同じ学年だよね。
村上さんは、同世代として「この2人は強く意識している」と打ち明けます。また、19歳のころに、「こんな人いるんだ」と、浅野さんを知った際の衝撃を語ります。
浅野忠信の芝居は「宇宙人みたい」!?
3人は、それぞれ俳優としてのスタイルについて言及します。
オダギリ:僕のイメージでは、ムラジュンさんは、昭和の先輩に育てられた感が…。
村上:そうそうそう。叩き上げみたいな。
オダギリ:ね。
村上:現場で、全スタッフ、もちろん監督からも教わってきた。
オダギリ:うん。
村上:今よりも「飲み」が濃かった時代だし、その場でも教えてもらってたし、四六時中、何か教育というか、教わってきたから「叩き上げ」なんだけど。浅野くんの場合は、本当に…宇宙人みたいな。
浅野:いやいやいや(笑)。
オダギリ:そうなんですよ。
村上:うん。
オダギリ:浅野さんは、その、芝居とかって、どういうふうにとらえてたんですか?
浅野:俺もだから、現場で教わることもいっぱいあったし。でも、それと同時に、小さいころからいろんな映画を親が観せてくれて。たぶん、アメリカ映画だと思うんだけど…。
浅野さんは、「俳優を始めたときにその人を思い出した」と、独自の芝居のルーツを明かします。
オダギリジョー監督「俳優の気持ちが一番わかる」
俳優としてだけでなく、監督としても活躍するオダギリさん。オダギリさんの監督作品「ある船頭の話」に出演した村上さん、浅野さんが現場の様子を語ります。
村上:オダギリ組は、本当にいい現場だよね。
浅野:うん。
オダギリ:ちょっと、もっと言ってくださいよ。
村上&浅野:(笑)。
オダギリ:そういうの待ってたんですよ(笑)。
村上:ホントに理想的だと思う。
オダギリ:ホントですか!
村上:現場が、非常に穏やかでしょ。
浅野:それが素晴らしいよね~。
オダギリさんは「俳優として、俳優の気持ちが一番わかる」と、監督をするうえでの思いを明かします。
村上さんも「5、6年前にフツフツと監督やりたいと思ったんですよ」と打ち明けますが、「決定的に、僕にないものがあった」と言い…。
ほかにも、若い世代の俳優たちを見ていて思うことや、村上さんが振り返る、浅野さんの息子である佐藤緋美さんとの共演、自身の息子で俳優の村上虹郎さんとの親子共演エピソード、事務所に所属するのではなく、独立して仕事をしていく風潮などについて、率直な思いを明かします。