8月8日放送の『ネプリーグ』に登場した、“うんちく”や“豆知識”をおさらいします。

甲子園球場のある都道府県名を答える問題では、地理担当の村瀬哲史先生が解説を加えてくれました。甲子園球場の観客席の一部は、なぜ「アルプススタンド」という名前になったのでしょうか?

「アルプス」の名前を付けたのは、昭和初期に活躍した漫画家の岡本一平さん。岡本さんが甲子園に高校野球を観戦に行った際、スタンドに白いシャツを着た人がズラリと並んでいたそうです。

その様子が「アルプス山脈」の「万年雪」のように見えたので、岡本さんは「アルプススタンド」と名付けて漫画を執筆。それをきっかけに呼び方が定着し、正式名称になったと言われています。

ちなみに岡本一平さんは、「太陽の塔」などの岡本太郎さんのお父さんなので、合わせて覚えておきたいですね。

「洞窟」と「出鱈目」の漢字&言葉の由来は?

「洞窟」と「出鱈目」という漢字を書く問題では、林修先生が漢字と言葉の成り立ちについて教えてくれました。

「洞窟」の「窟」の字に含まれている「屈」という字は、「屈む=かがむ」と読むように、動物が尻尾を出して身を小さくする様子を表していると言われています。

身を小さくした動物が「穴」に入っている様子から「窟」という文字が生まれ、「洞=ほら」と組み合わせて「洞窟」という熟語になったそうです。

「出鱈目」という漢字に「鱈」が入っているのは、当て字だと考えられています。「でたらめ」という言葉の由来もハッキリしていないのですが、一説では博打で使うサイコロの目に関係していると言われているそうです。

サイコロの目が出たのをそのままにしておく様子から、行き当たりばったりなことを「でたらめ」と言うようになったのではないか、と林先生。

ほかにも「鱈」は当て字に使われることが多い漢字で、一例に「矢鱈=やたら」などがあります。

「鱈腹=たらふく」も「鱈の腹が膨れている様子」から「鱈」の漢字が使われるようになったという説もありますが、「たらふく」の語源は「足りる」の動詞「足らふ」。その説に従うと、「鱈腹」の「鱈」も当て字だろうと、林先生は教えてくれました。

8月8日(月)放送の『ネプリーグ』では、二宮和也さん率いる「映画『TANG』チーム」と、マヂカルラブリーら「チャンピオン芸人チーム」が、常識力を競い合いました。