2月18日に、テレビ宮崎開局50周年ドラマ「ひまわりっ~宮崎レジェンド~」の記者会見がテレビ宮崎で行われ、キャストの平祐奈、井上祐貴、高橋克典、大島麻衣、佐藤真弓、石井正則が登壇した。
ここでキャストの挨拶と、質疑応答の内容を紹介する。
主人公・林アキコ役…平祐奈
宮崎、あったかいところに行けるんだ~と思っていたんですけど、すごく寒くて驚いています。でも温かい皆さんに迎えていただいて、本当に順調に撮影が進んでいるので素敵なところだなあと思いながら毎日現場に来させてもらっています。最後まで全力で頑張りますので宮崎を盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。
アキコの恋人候補・健一2号役…井上祐貴
実際、宮崎弁を健一のお芝居で聞いていたものの、実際に現地の方の宮崎弁を聞きながら過ごすと宮崎で撮影しているんだなあと実感したり綺麗な海を見ると、自分たちがいつも過ごしているところとは全然違う土地で撮影させてもらっているんだなと改めて感じながら日々撮影に挑ませてもらってます。
コメディが多いドラマになっていて現場もすごく活気あって笑いあって楽しくやらせてもらってるんで、必ず楽しいドラマになっていると思うので楽しみにしていたけたらなと思います。
アキコの父・林健一役…高橋克典
昨日、宮崎に入りまして“ブーゲンビリア空港”というとても素敵な、ユニークな暖かい可愛い名前の空港を出ましてなんと寒いことか!朝ごはんを食べていないことを思い出してコンビニに入り、肉まんを買いました。
店員さんが今回一番最初に触れた宮崎弁でした。「酢醤油とからしはつけますか」(宮崎なまりで)と。一応さっきまで東京にいたもんですから、何をいっているのか分かりませんでした。
東村アキコさんの漫画にとても現れているてげてげ(「おおざっぱ」といった意味)さ。てげてげって一体何だと思っていたのですが、こっちに来て宮崎のスタッフの皆さんにお会いしてなんとなくその意味が分かりました。宮崎だけの放送ではもったいないドラマが出来つつあります。最後まで頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。
アキコの職場の同僚・蛯原くるみ役…大島麻衣
まじめでクールで一番冷静かなと思いきや結構ぶっ飛んでいる役でして、その個性豊かなキャラクターを演じさせて頂きとても光栄に思っております。アドリブの多いキャストのみなさんの中やらせていただいているのでクールな役にしては笑ってはいけない場面が多いのですが、笑いをこらえるのが必至なくらい楽しい現場になっていまして、そのキャスト一体の楽しい空気感が皆さんに伝わればいいなと思います。大人たちが全力でまじめにふざけていますのでぜひとも笑ってみていただければ嬉しいなと思います。
アキコの職場の先輩・猿渡副主任役…佐藤真弓
この冬一番の寒さをまさか宮崎で体験するとは思わなかったです。凄い寒かったんですけど、タクシーの運転手さんとか店員さんとか会う方がみんな本当にフレ
ンドリーであったかいなと、寒い分人の温かさをこの2日で感じました。
職場の先輩で父・健一の忠実な部下・黒木…石井正則
皆様がお話しされたように、大変にはっちゃけたというかはじけたドラマの中で唯一シリアスな役を演じています。嘘です。逆に一番不思議な人なのかもしれないという役どころなんですけれども、割とずーっと笑顔でたたずんでいるという雰囲気の役で、東京で撮影を終えてこちら宮崎に入りまして、今日で2日目なんですけれども、既にチキン南蛮、うどん、じゃりパンを食べまして、多分既に太っております。
問題はこの後の宮崎で美味しいものがたくさん僕に待っているんですが、食べないわけにはいかないので真剣につながるかなという不安があります(笑)。それくらい宮崎は美味しいもの・美味しいお酒がたくさんあって楽しい場所なのでそれもしっかり満喫しながら、その空気を作品に送り込めるように頑張っていきたいと思います。
<質疑応答>
――宮崎にまつわるもので気に入ったもの、気になるものを教えてください。
平:私、結構神社とかが好きなんですよ。宮崎に降り立った瞬間から神話の世界
だなという事を感じていて、UMK(テレビ宮崎)さんにも神話をモチーフにした絵がたくさん飾られていて朝からそれを見るのがすごい楽しく、いつかは高千穂の方にも行ってみたいと思いました。
――宮崎住んでみたいなんて思うことはありますか?
高橋:住むにはいいんじゃないかなと思います。空が広いしなんだか気持ちいいでしょ。昨日、川沿いでロケしてたらものすごく空がきれい、雲もきれい風はビュービュー吹いてるので、嫌なことを全て吹き飛ばしてくれるような感じはしました。
――宮崎人の面白さ、暖かさとかいろんな個性を表現して頂けるなと思いますが、実際どんな風に伝えていきたいと思いますか?
高橋:実際、こっち(宮崎)にきて顔を見るとわかるんですが、あーこうゆうことだったのかと…やっぱり人が好き、穏やか、やさしい、あれっ親戚だっけ、なんかみんなそういう空気をもっている今回はここからそれを強くしていこうかなと。
結構エピソードが強烈なキャラなので。まず、基本はアキコ(平)がすごく好きで愛していて、で、九州男の気質もある。それをデフォルメして役を作っているので、かなりぶっ飛んだ作りになっております。監督もかなりぶっ飛んだ監督なので、相当面白い作品になっているかな。
――役作りで工夫した点は?
高橋:はじめ原作をみなかったんですよ。すごい原作にひっぱられたらどうなることやらと思っていたので、でも途中から原作のキャラを踏襲したいとインの数日前に言われて、読み始めて…で役作りで一番気を付けた工夫したのはこの髪型ですかね。
平:こだわってますよね。(立っている前髪を指さし)ここポイントです。
高橋:前日までですね、かっこいい渋い刑事をやってたんです。なのでかっこよく芝居する癖が自分の中でそうなっちゃってて、困ったなぁと。原作をもとにして、ちょっとこう面白く…。
――原作を読んでの感想は?
平:今回テレビ宮崎さんで、開局50周年を記念して制作されており、いろんな漫画がドラマ化されている東村アキコさんのドラマに出演させていただくことは本当に光栄です。また、テレビ宮崎さんでは初の連ドラで本当に記念すべきドラマに出演させていただくことがうれしくて漫画を読んでいると親子愛が素晴らしいなと思っていて、本当にアキコさんが真っすぐに素直な女性に育たれているので、ちょっとぶっ飛んでいるお父さんから愛情を受け取ってこうして立派な女性に育たれたんだなと思いました。まだ、お会いしていないのでそういう話もしてみたいとは思うんですけど、すごいそこは毎日漫画を読みながら、台本読みながら、現場の時も思っています。
ドラマは、5月中旬からテレビ宮崎で放送がスタートし、その後、配信や各エリアでの放送も予定。宮崎を舞台にした超ローカルコメディに期待したい。