新田正樹(中島裕翔)の大学時代の先輩で、桐谷高校を突然辞職したまま行方がわからなくなっていた元音楽教師の小坂由希乃(筧美和子)が遺体で発見された。
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殺人事件を視野に捜査を開始した警察は、桐谷高校を訪れて教職員から話を聞くとともに、残されたままだった由希乃の私物を押収していく。
2年3組担任の社会科教師・加賀美理(眞島秀和)は、和泉冴(吉川愛)や朝比慎太郎(髙橋優斗)ら生徒たちに由希乃のことを伝えた。副担任の正樹は、ショックを受けて呆然としている冴を見つめ…。
夕方、正樹が音楽室を訪れると、そこに冴もやってくる。そこで一緒にピアノを弾く2人。「どうして死んじゃったんだろう」。冴は、ピアノを弾く手を止めて正樹に尋ねた。
すると正樹は、死亡原因は解剖して調べないと分からないと返す。冴は、兄の恋人でもあった由希乃が殺されてもどこか冷めた態度の正樹が理解できなかった。
あくる日、実家を訪れた正樹は、学校法人立秀学園の理事長を務める父・秀雄(神保悟志)に、親父の後を継ぐ気はないと告げる。それに対して「殺人事件が起きるような学校はろくなものじゃない」と言い放つ秀雄。
正樹はそんな父に、亡くなったのは兄の幸助がずっと付き合っていた女性であることを告げ「結局、兄貴のことだってたいして知らないんだな」と言い残して出て行く。
数日後、三者面談が行われる。冴は、加賀美から「指定校推薦枠に推せる」と言われて喜ぶが…。