バナナの皮で滑る、ペンキ塗りたてのベンチに座る、などと並んで古典的ギャグの代表の一つに挙げられるのが、「釣りはいらないよ」「いや、足りないよ!」です。
日本はもちろん世界各国で古くから消費され、今は本稿と同様に、恐らく本来のギャグではなく、ギャグを解説する例として活用されていることと思います。
さて、そんなキングオブギャグのお釣りネタですが、キャッシュレス時代の到来とともに、絶滅の危機に瀕しています。
このギャグを開発した人物も、まさかお釣りの存在そのものが消滅することで、この店員との小粋なやり取りが消えるとは思っていなかったことでしょう。
将来、スタッドレスタイヤ式のバナナの皮や、経年劣化しない塗料などが開発されないことを祈るばかりです。
「釣りはいらないよ」そのお婆さんは、キャッシュレス決済を済ませ立ち去った。
「『釣りはいらないよ』そのお婆さんは、キャッシュレス決済を済ませ立ち去った」これを英語で言うと
“Keep the change.” said the old woman as she finished her cashless payments and went away.
Point: キャッシュレス決済= Cashless payment
アメリカでは現金は基本的に持ち歩かず、キャッシュレス決済が一般的で、レジでカードを提示した際にDebit or credit?と聞かれる定番の流れがあります。
DebitはDebit card = デビットカード、CreditはCredit card = クレジットカードを指しますので、自分が利用したい方法を店員に伝えましょう。
デビットカード決済の場合は、Do you want Cash back? = キャッシュバックはいりますか? と追加で聞かれることもあります。
これは、例えば20ドルの買い物に対してデビットカードで50ドル支払い、残りの30ドルを現金としてレジから返して貰う、という日本にはない現金の引き出し方です。手数料もかからないため便利ですね。
「cashless payment」ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!
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