モデルの嵐莉菜さんが女優デビューを果たした主演映画「マイスモールランド」の公開記念舞台挨拶が、5月7日に行われ、嵐さん、奥平大兼さん、川和⽥恵真監督が登壇しました。

この作品は、在留資格を失い、普通の⾼校⽣としての⽇常が奪われてしまった 17歳の在⽇クルド⼈の主⼈公サーリャ(嵐莉菜)が理不尽な社会と向き合いながら、⾃分の居場所を探し、成⻑していく物語です。

在日クルド人の高校生役を演じた嵐さんですが、その家族役として、実の家族が出演。この日のイベントにも顔をそろえました。

左から)川和⽥恵真監督、奥平大兼、嵐莉菜、リオン・カーフィザデー(弟)、リリ・
カーフィザデー(妹)、アラシ・カーフィザデー(父)

嵐さんは、「本当に普段だったら信じられない光景というか…。『すごく、うちの家族にとって貴重な経験だな』と思います」とコメント。

奥平さんは、「ご家族で出演されるのは、一応知っていたのですが、『(弟の)リオンくんがすごくかわいい』というのを、すごく聞かされていて…」と明かしました。

これに対し、嵐さんは「すごく弟のアピールをしていて、『こんなところがかわいいんだよ』って。ずっと言っていたので…」と恥ずかしそうに返答。

奥平さんは、「(実際に会って)これは確かにかわいいなと思って、そういう楽しみな部分がありました」と語りました。

作品概要

クルド⼈の家族とともに、⽣まれた地を離れ、幼い頃から⽇本で育った 17歳の少⼥、サーリャ。少し前までは同世代の⽇本⼈と変わらない、ごく普通の⾼校⽣活を送っていた。

ある⽇、難⺠申請が不認定となり、家族の⽇常が⼀変する。

埼⽟に住むサーリャは、在留資格を失った今、バイトをして、⼤学に進学し、東京の⾼校に通う聡太と⾃由に会うこともできない。

⽇本に居たいと彼⼥が望むことは“罪”なのだろうか…。

映画「マイスモールランド」は、全国公開中。
配給:バンダイナムコアーツ
©2022「マイスモールランド」製作委員会