番組から、河童、天狗に続く伝説の生き物「くぼた」が誕生しました。
4月15日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送されました。
今回のMCを務めたのは、松本人志さん、岩尾望(フットボールアワー)さん、大悟(千鳥)さん。
ゲストには、小泉孝太郎さん、須田亜香里(SKE48)さん、秦基博さん、Hiro(MY FIRST STORY)さんが登場しました。
今日、みんなで海のやつ作りませんか?
大悟さんは、「この面子(メンツ)で、歴史に名を刻みますか」と提案します。
大悟:日本で一番有名なキャラクターというか、「河童」と「天狗」。この2大巨頭。
松本:あはははは。
大悟:最初に作った人、すごいセンスがいいんですよ。(頭を触って)ここ、皿にした感覚とか、色とか。相撲強いとか。
松本:あそこを皿にすんねんもんな。
大悟:キュウリが好きとか。天狗も、(鼻を指して)ここだけ長くて赤いとか。下駄履いてるとか。
小泉:うん。
松本:しかも、一枚歯だからね。
大悟:これに勝つ…山が天狗でしょ?川が河童でしょ?今日、みんなで海のやつ作りませんか?っていう。
須田:えーっ!
松本:なるほどね。
こうして一同は、大悟さんの壮大な提案にのることに。
大悟:まず、色、何にしますか?
松本:かぶらないほうがいいよね。緑と赤は、(河童と天狗に)取られちゃってるからね。なんだろう…(と、考えながら小泉を見て)え、意外とやる気ですよね?
小泉:ちょっとすごい、ワクワクしてきました。おもしろいなと思って。
一同:(笑)
大悟:色は、ベタに青でいいと思うんですよ。
須田:(海に)溶け込んじゃうけど、いいんですか?
松本:ちょっと同化しちゃうよね。
大悟:(須田に向かって)いい意見ね!それ。
Hiro:溶け込んだほうが、いいんじゃないですか?妖怪だったら。
大悟:なんで妖怪って決めつけてるの?
一同:(笑)
大悟:こうやって意見をね…。
秦:でも、見かけたくないですか?「はっ」って。いつもは現れなくて、ときどき出てくるのがいいと思うと、ちょっと目立つ色のほうがいいんじゃないですか。黄色とか。
松本:黄色でいく?
大悟:黄色でいきましょうか。
大悟さんの唐突な提案にも関わらず、積極的な意見が飛び交い、まずは、ひとつ特徴が決まりました。
河童はきゅうり、天狗はうちわ…
大悟:何、持たせます?天狗は、あれもってるよね。うちわ。
松本:河童は…きゅうりやな。
Hiro:モリじゃないですか?
松本:いや、いや、いや(笑)。ちょっと魚の敵っぽいやんか。
Hiro:あはは。確かにね(笑)。
須田:瓶とかどうですか?
大悟:瓶!?空瓶?
須田:海って、よくお手紙入れて流す…。
一同:あぁ!
松本:メッセージボトルみたいな?
須田:それが空瓶なのか、海に捨てられたゴミなのか。
大悟:なるほどね。「こんなことするなよ」っていうメッセージも。
松本:なんか…でも…。海から瓶持って出てきたら、めっちゃ怖いけどな。
大悟:で、黄色です。
一同:(笑)。
黄色で瓶を持っているという特徴は「ちょっと愛されづらい」(松本)、「怖く見えちゃうかも」(須田)という意見も。
松本さんは、河童がきゅうりを好きということを踏まえて「そいつは何が好きなの?」と別の角度から問いかけました。
大悟:河童(の好きなきゅうり)も、川のもんじゃないやん。ちょっとズラすんがいいと思うんですよ。
岩尾:鶏肉とか好きなんちゃいます?海面を飛んでくるような鳥を…。
松本:ああ、逆にな。じゃあ、ぼんじりやな。
大悟:ぼんじり(笑)?
Hiro:(ぼんじりは)部位ですから!
大悟:そいつ、嫌いやわぁ!ワシ、子どものとき好きになるかなぁ?
一同:(笑)
大悟:ま、でも、ぼんじりにしましょうか。名前の響きがいい。
ということで、一旦、大悟さんがここまでの案をまとめると…。
大悟:黄色で、空瓶持ってて、ぼんじりが好きで…。
Hiro:海に落ちたおじさんじゃないですか!
一同:あはははは。
大悟:おい!Hiro!
Hiro:酔っ払って落ちた、黄色いおじさんじゃないですか!
大悟:肝臓悪うして、黄色なって?
須田:ほんとだ!
Hiroさんの指摘に、みな納得してしまい、大ウケ。
松本さんが「でも、そういう噂もあるってね。天狗が外国人だったんじゃないかっていう噂があるみたいな…」と言うと、大悟さんも「裏のストーリーがあったほうが」と同意。
こうして伝説の生き物の背景にあるストーリーまで決まっていきました。
体に釣り針&内臓は半透明…名前は?
では、具体的な形はどうかということに。河童は頭に皿、天狗には高い鼻、特徴的なパーツがありますが…。
小泉:パーッと海から上がってきたときに、(体中に)釣り針とかのアクセサリーがあったら、「うわ!」って思いますね。
松本:めっちゃついてる?釣り針が。
岩尾:何回か、かかってるんですか(笑)。
大悟:釣られかけてるやん!何回も釣られかけて、逃げて(笑)。
小泉:天狗も河童も、親しみとは違うじゃないですか。近寄りがたさがあるじゃないですか。
松本:必ずしも人間の友だちではないし。
大悟:はい。釣り針がいっぱい引っかかっていることにしましょう。カタチ的な特徴は?
松本:(ジェスチャーで説明しながら)内臓が見えてもうてる。
大悟:めっちゃ怖いやん!ほんで、ぼんじり食うんやろ?
松本:(笑ってしまって、何も言えない)
大悟:ぼんじりも見えるよ!
岩尾:己の食うた、ぼんじりも見えてるよ。
大悟:黄色や言うてるんやから。半透明ってこと?
Hiro:お腹だけとかね。
松本:そうそう。半透明。ちょっと内臓が見えている。
大悟:ああ、ワシが作ろうとしてたのと、全然違うやん!
みなの妄想が膨らみつつ、活発な議論の末、個性的な特徴が出そろいました。
大悟:決まりましたね。松本さん、あとは名前だけ。おさらいしますよ。
色は黄色
空瓶を持っている
ぼんじりが好物
釣り針がたくさん引っかかっている
お腹の部分だけ半透明で内臓が見える
大悟:…という、海のそいつ。名前は?
松本:えー、……「くぼた」。
一同:(爆笑)
大悟:おっさんやん!
これには「飲みすぎたおっさんやん!」(岩尾)、「飲みすぎて釣りに行って落ちた“くぼたさん”やん!」(大悟)とツッコミが飛び交いました。