人気漫画家3人の仲の良さがあふれ出るトークが繰り広げられます。
4月17日(日)の『ボクらの時代』に、漫画家の伊藤理佐さん、二ノ宮知子さん、安野モヨコさんが登場します。
伊藤理佐「『ボクらの時代』を見ながら、妄想してた」
伊藤さんは「『ボクらの時代』を見ながら、妄想してたのね。出るとしたら誰と出るかって」と話し始めます。
伊藤:「二ノ宮っち(二ノ宮さん)とモヨたん(安野さん)しかいないな」と思ってたら、話が来て。そのときの私の踊りときたら…(笑)。
安野:またそこでも踊りが。
伊藤:踊る(笑)。踊って。で、二ノ宮っちは、顔をみなさんに…。
二ノ宮:そうそう、(これまで)顔出しをしてなくて。ちょっと今日もサングラスで失礼させていただいてますけど。
伊藤:出すのが初めてっていう、なんかすごいことになって。
二ノ宮さんは「これからも(メディアに)出るつもりはない」と言いきり、今回の鼎談が初めてのテレビ出演となります。
二ノ宮知子「1コマだけあったギャグが面白い。ほかは0点」と言われ…
3人は、それぞれ漫画家を目指したきっかけを語っていきます。
伊藤:漫画家になろうと思った、きっかけはなんだったの?
二ノ宮:なんだろう。でも、お絵描きが好きで。小学校のときには、もう白い紙があると漫画を描いてた。ギャグ(マンガ)だったんだよね、そのときから。
伊藤:ギャグだった?
二ノ宮:ギャグだったの。
伊藤:あ、本当?すごい。
二ノ宮:で、中学くらいになったら、探偵ものみたいなのを1人で描いていて。
安野:探偵もの?
二ノ宮:よく覚えてないんだけど。投稿作もそれだったかな。そしたら「1コマだけあったギャグが面白いから、それでいこう」って言われて。1コマだよ。「あとは、0点」って言われて。
伊藤:ひゃー(笑)。
安野:それ高校生のとき?
二ノ宮:それは、18とか。
一方の安野さんは「叔父が漫画家だったから」(※)と、漫画家という職業が身近だったと明かします。
(※)安野さんの叔父は、漫画家の小島功(こじま・こお)さん
そこから、アシスタント時代に学んだこと、デジタル化した現在の漫画界に思うことなどを語り合います。
安野モヨコ「自分が本当に好きなものを描いた方が続く」
自身の作品が、映像化、アニメ化されている3人は、ネタ集めや取材についても言及し、「好きなこと」を題材にしてきたと盛り上がります。
安野:やっぱり、自分が本当に好きなものを描いていったほうが、続いて描けるのかなっていう。ということは、私は「後ハッピーマニア」が好きなのかなって。あ、そういう不倫とかが好きではないけど(笑)。
二ノ宮:よく描いてるよね。でも、あれ、生き生き描いてるよね。
安野:私、「働きマン」は、楽しんで描いてたんだけど、ちょうどニートとかが問題になっていて。頑張って働いてるのが、かっこ悪いみたいな方向性にどんどん…。
安野さんは「ああいうことに嫌悪感を持つ人が増えてきてたから、攻撃が…」と、当時を振り返ります。
そのほか、「年齢を感じた出来事」や「夫婦のルール」など、家族ぐるみでつき合いのある3人ならではのエピソードも、赤裸々に語り合います。