堂本光一さんが作・構成・演出を手掛けるミュージカル「Endless SHOCK」(以下、本編)の会見が4月5日、東京・帝国劇場で行われ、堂本さんのほか、ライバル役を務める佐藤勝利(Sexy Zone)さんが公演への意気込みを語りました。

2000年11月に初めて上演された「Millennium SHOCK」以来、数々の記録を打ち立てている同シリーズ。しかし、新型コロナウイルスの影響により、2020年2月28日以降、通常通りの“SHOCK”を上演できなくなったことから、堂本さんは感染防止を念頭においての演出・構成を施したスピンオフ作品「Endless SHOCK-Eternal-」(以下、『Eternal』)を製作。

まもなく開幕する帝劇公演も現在の感染状況を鑑み、新演出による『Eternal』を上演することが決定。しかし、堂本さんの「スピンオフの前に本編も観てほしい」という思いから、本編を無観客で配信することになり、その収録が同劇場にて行われました。

コウイチ(堂本光一・中央)を中心とした華やかな一幕のショーシーン

佐藤勝利「すごい場所に立たせてもらっている」と感無量

この日、報道陣に公開されたのは、堂本さん演じる主人公・コウイチ率いるカンパニーがブロードウェイの劇場で公演を行うショーのシーンから一幕ラストまで。堂本さんはライバル・ショウリに扮する佐藤さん、ヒロイン・リカ役の綺咲愛里さんらと華やかなダンスや、緊張感たっぷりの激しい殺陣を披露しました。

会見に立った堂本さんは、「本編を演じるのは、コロナ禍になって公演が中止になり、劇場版の撮影を無観客でやって以来なんですよね。約2年ぶりになるのかな。やっぱり本編ってきついなと思います」と苦笑。

続けて、「今月10日からは『Eternal』の公演が始まるので、二つ同時進行で稽古をやってきましたから、勝利のほうが大変だったと思うんですけど、僕も大変だなって思っちゃいました」と笑顔をみせました。

そして、2年ぶりに同シリーズの見どころの一つである“階段落ち”を披露したことに「まだまだできましたね」とホッとしたような表情を浮かべました。

左から)佐藤勝利、堂本光一

一方の佐藤さんは、「もちろん大変な部分はありますが、稽古中に光一くんが『2本やることは演出の一環でもある』とおっしゃっていて、それはヒシヒシと感じております。(有観客)公演を行うのは『Eternal』ですけど、本編を経験していないと感じられない心情も含め、2本やることによって『Endless SHOCK』の世界に入っているという感覚があります」とコメント。

佐藤さんは、劇場に何度も通いつめるほどのSHOCKファンとしても知られており、堂本さんが「やるより、観ているほうがいいだろ?と問いかけると、「僕が初めてふれたエンタメがこの『SHOCK』で、真正面で光一くんを見ていたのが、今は背中を見ている立ち位置に。感慨深いですし、すごい場所に立たせてもらっているという感覚」と真摯に話しました。

激しい殺陣のシーンに「本編はやっぱり大変」と堂本

堂本光一 佐藤勝利の“毒”に期待

そんな佐藤さんについて、堂本さんは「舞台って長い旅なので、その中で一緒にいろんなものを発見していけるといいな」と期待を。

そして、佐藤さんの素顔を「ものすごく真面目。真面目すぎるがゆえのところがあります。世の中、まん延防止も解除されましたが、ステージに立つ身としてはまだまだ大勢で食事に行くこともできない。本来であればお酒でもいただきながら、『勝利の悪い部分が出た(笑)』なんて(冗談も)言って、(関係を)育んでいきたいんだけど、それもできないので」としみじみ。

そこへ佐藤さんが「飲むと、『意外と毒が出る』って言われます(笑)」と明かすと、「それが公演中に見られるといいですね。ルールは刻々と変わっていくので、そうなることを期待しつつ、安全を第一にやっていかないといけない」と座長としての心境を切々と語りました。

「Endless SHOCK」の配信は4月9日19時よりスタート。

最新情報は「Endless SHOCK」公式サイトにて。