濱田龍臣さんが主演を務めるショートドラマ『武士が、マックで店員になった件。』(全3回/関西ローカル)が5月17日(火)よりスタートします。
本作は、濱田さん演じる、ごく普通の就職浪人生・太田信中(おおた・のぶなか)が、戦国時代からタイムスリップしてきた、伊藤淳史さん演じる正体不明の武士と出会ったことをきっかけに、 さまざまな出来事に巻き込まれながらも友情を育み、ともに働くことを通じて“仲間”になってゆくハートフルコメディです。
綱啓永さんは、明るくてお調子者の男子大学生・羽嶋英世を、なえなのさんは、天真らんまんで、ちょっぴり天然の女子高生・徳川いえるを演じます。
放送に先駆け行われた取材会に、濱田さん、伊藤さん、綱さん、なえなのさんが参加。取材陣のインタビューに応えました。
舞台はマクドナルド!撮影の裏側は…
――今回の撮影で、印象に残っているエピソードはありますか?
濱田:(控え室で)寝ている人が多いです。朝、現場に行くと、大概(たいがい)、綱くんが半目を開いて寝ています。
なえなの:でも、自分もよく寝てたよね(笑)。
濱田:そうなんだけどね(笑)。なえなのちゃんは、うつ伏せで寝ていて、マスクの跡をつけて何回か怒られている姿を見かけました。
なえなの:3回くらいありましたね。
伊藤:みんな寝てるみたいですけど、僕は寝てないですから。
濱田:ちょっと詰まったスケジュールだったので、休み時間は爆睡してます。伊藤さんは起きてますけど。
伊藤:今のところ寝てるっていう情報しかないけど大丈夫?
「役と共感できるポイントが多かった」(濱田)
――個性豊かな役柄を演じていますが、それぞれのキャラクターの魅力的な部分はどこでしょうか?
なえなの:いえるちゃんは、みんなのことが好きだけど、自分を出し切れてない部分もあるような子。みんなの前では元気だけど、受験や動画のことでいろいろと悩みを抱えているキャラクターです。
“動画を投稿して有名になりたい”というところ、親に反対されているというところも自分とすごく重なりました。私も、この仕事をするときに親に大反対されていたこともあって、役に気持ちが入りやすかったです。
伊藤:僕は武士の役で、のちに(それが)誰かというのが分かるのですが、賢いというか適応力が高いです。いきなり現代に来て(状況を)受け入れるスピードがとにかく速い。
歴史上の人物としても素敵な方なので、現代に来てもその片鱗を感じさせるような雰囲気を出していきたいと思っています。
濱田:ライトノベル作家を目指しているところが、作品を作るということにおいて、表現者になると思うので、自分と似ている部分があると思います。
「このままでいいだろうか」、「このまま頑張っていくと決めちゃっていいんだろうか」という悩みに共感できるポイントが多かったです。
綱:僕が演じる羽島くんは明るい人です。チームに一人いたらチーム全体が元気になるようなムードメーカーのような存在で、お芝居をしていて楽しいです。
「初めてチャーハンの鍋を振った日のことを忘れはしない」(伊藤)
――作品では“アルバイト”がテーマになっていますが、皆さんはアルバイトの経験はありますか?
綱:僕はコンビニやファストフードで(アルバイトを)やっていました。
伊藤:そうなんだ。
濱田:プロのアルバイターじゃん!
綱:いろいろとやっていましたけど、やってみたかったでいうと、居酒屋ですかね。あとはバーとか、お酒のことをよく知れるのでいいなと思います。
伊藤:僕は、一度だけ中華レストランで2年ほどアルバイトをしていました。
厨房の洗い場から始めて、どんどん担当が変わっていって、最終的に店長に「伊藤くん、チャーハンいこうか」と言われた時は「ついに鍋が来た!」とテンションが上がりました。初めてチャーハンの鍋を振った日のことを今でも忘れはしないです。
濱田:僕はアルバイトの経験が一度もなくて、今回の作品でアルバイト体験ができてすごい楽しいです。ワクワクしています。
本読みのときに一度ハンバーガーの作り方や、厨房やカウンターでの動きを教えていただいて、「こんなにすごいことをしているんだ」と改めてアルバイトをされている方の凄さを実感しました。
伊藤:(濱田は)すごい優秀なんですよ。みんなで一緒に習ったんですけど、到底1日で覚えられる量ではないんですけど、全部頭に入ってました。
綱:本当にすごい!
伊藤:すぐにカウンターに立てるのでは?と思うくらい本当に飲み込みが早い!
なえなの:私は、アルバイトはないですけど、就職でアパレルを5ヵ月だけやっていました。
――アパレルで働いていたときの思い出はありますか?
なえなの:お昼に食べるお弁当を毎日何にするか悩んでいました。自動販売機で売られているお弁当で、毎日入っているものが違っていたので、「今日は何かな?」と楽しみに頑張っていました。
濱田&伊藤&綱 千葉トークで意気投合!
――濱田さん、伊藤さん、綱さんは、ウルトラマン、チビノリダー、リュウソウジャーという“特撮つながり”がありますが、共演されていかがですか?
濱田:特撮の話は、綱くんとしかしてないですね。
綱:僕、伊藤さんが特撮作品に出られていたこと知らなかったです。
伊藤:僕も覚えてないくらい小さい頃だから。
濱田:チビノリダーを演じてらっしゃったの知らない?
綱:あっ!俺のお母さんが、伊藤さんと共演するって言ったら「すごいじゃない!」ってめっちゃ興奮してたんです。あれっ、僕、そのときに聞いてましたね。
伊藤:34年前とかなので、面影もなにもないですよ(笑)。
綱:いやいや、僕のお母さんがあんなに興奮して話すことないですから。
濱田:そんなにガッツリ話すことはなかったですね。これから話しておきます(笑)。
伊藤:ほかに共通点といえば、僕たち3人、千葉県出身なんですよ。同じ千葉県というだけでもテンション上がるのに、みんな実家が自転車で行ける距離にあるんです。
綱:それ知ったとき、すごいテンション上がりましたよね。
伊藤:最近、ずっと千葉トークだよね!それが1番嬉しいです。
濱田:JRか地下鉄、どっちで帰るかの論争で最近盛り上がってます。
伊藤:(家が)近いから一緒に帰ればいいのに、地下鉄とJRで別れるんですよ。撮影が同じ時間に終わるのに(濱田と綱は)なぜか上(JR)と下(地下鉄)で帰っていくんです。不思議ですよね。
――最後にドラマの見どころをお願いします。
濱田:突拍子もないタイトルではあるのですが、「思っていることは、やれること」というすごく素敵な言葉が作品の中にあって、やりたいことはあるんだけど、そこに挑戦できずにいる若者たちに響く作品になっていると思うので、ぜひいろいろな方に見ていただきたいです。
『武士が、マックで店員になった件。』(全3回/関西ローカル)は、毎週火曜24時25分より、カンテレで放送されます。
5月24日(火)放送の第2話には、俳優の東啓介さんがゲスト出演。バイト仲間の主婦・前田寿恵(佐藤真弓)がデートする怪しいイケメンを演じます。