小池徹平さんが主演を務めるミュージカル「るろうに剣心 京都編」の製作発表会が行われ、小池さん、黒羽麻璃央さん、加藤清史郎さん、岐洲匠さん、井頭愛海さん、鈴木梨央さん、伶美うららさん、山口馬木也さん、加藤和樹さん、脚本・演出の小池修一郎さんが登壇しました。

この作品は、和月伸宏さんによる剣劇漫画が原作。明治時代の日本を舞台にしたオリジナルストーリーでありながら、新撰組、紀尾井坂の変、池田屋事件などの史実を絡ませた物語となっています。今作では、原作の中でも人気の高い京都編を、小池修一郎さんが新作として脚本を書き下ろしました。

<小池徹平が作品誕生25周年の「るろうに剣心」のミュージカルで主演!「殺陣など新しいチャレンジに全力でぶつかっていく」>

上段左から)山口馬木也、岐洲匠、加藤和樹
下段左から)鈴木梨央、井頭愛海、小池徹平、小池修一郎、黒羽麻璃央、加藤清史郎、伶美うらら

会見ではまず、緋村剣心役の小池徹平さんによる殺陣(たて)のパフォーマンスが披露されました。

パフォーマンス後、小池徹平さんは「達成感もあり、ワクワクもありましたが、とても緊張しました。稽古が始まってまだ間もない状況で、本番まではまだ時間がありますので、よりクオリティが高いものを見せれると思います。今出来る自分の全力を出し切って、とても気持ちがよかったです」と語りました。

黒羽麻璃央、自身の衣装について「包帯の下、ビショビショです」

2020年に公演予定だった今作。コロナ禍の影響により延期となり、今年公演を迎えます。

脚本・演出を担当する小池修一郎さんは、「今作は2020年に公演が決まっていましたが、一度延期になり、2年経ち今取り組んでいます。スタッフ一同、日夜頭を使いより面白いものにしようと努力しています」とコメント。

続けて、「(小池徹平の)『謙虚で、真面目で、こんな人ばかりだったら日本はすごい』と思うような、全くスレた心のないところが、純粋な剣心と合って、座長としてこの作品を引っ張っていくと思います」と期待を語りました。

小池徹平さんは、「先ほどは、なかなか激しい殺陣を見ていただいたかと思いますが、この作品はミュージカルになります。この後に『歌え』と言われたら、小池先生とケンカをするかもしれない(笑)。どのような演出をされるのかは、まだ稽古に入って間もないので、今から楽しみにしています」とあいさつしました。

緋村剣心の宿敵・志々雄真実役の黒羽さんは、「前回の公演が幕を開けることが出来ませんでしたが、その中で志々雄真実を演じたいという心の火は消えずに、今日まで過ごしてきました。こうして稽古場に入り製作発表を迎えられて嬉しく思います」と。

続けて、「僕自身も原作ファンなので、感慨深い思いがありますし、『早くこの包帯の暑さになれないといけない』と。わかりづらいかもしれないですが、(包帯の)下、ビショビショです」と明かし、会場に笑いを誘いました。

司会者から「やはり、包帯は暑いんですね」と聞かれると、「(発表会が)終わったあとには2キロくらい落ちていると思います」と返しました。

加藤清史郎、2年前からの体型の違いを聞かれ「体重は…内緒です」

2年前のビジュアル撮影ぶりに衣装を着たという登壇者たち。

衣装を着た感想を聞かれると、小池徹平さんは「まずは、包帯ぐるぐる巻きじゃなくてよかった(笑)」と、黒羽さんの衣装をいじりつつ、「殺陣のやらさせていただいたんですけど、動きやすいんです。それも計算して作ってくださっていると思います。殺陣だと邪魔になると思う(長い)髪の毛も、やりやすくて。剣心に集中させてもらえて嬉しいです」と語りました。

黒羽さんは、「通気性がいいと思います」と冗談を言いつつ、「(衣装が)ピチっとしているので2年前に作った時と『サイズが変わっていたらどうしよう…』という思いがあったんですけど、無事に着れたのでよかったです。本番をやっていけばおのずとフィットしていくと思いますので、『とにかく慣れる』という感じですね」とコメント。

加藤和樹さんは、「見ての通りのマントです。軽くはしているのですが、軽すぎても演技に説得力がないので、ある程度の重みはあるのです。まだ立ち回りをやっていないので、やってみてですね。でも、衣装を着るとスイッチが入ります。この衣装に着せられないようにしていきたいです」と答えました。

「相楽左之助を演じるにあたり筋トレを頑張った」という岐洲さんに「どんな筋トレをしたのか?」と質問が飛ぶと、「トレーナーさんと頑張っていますし、稽古前に5分間、YouTubeにある胸筋を鍛える動画をやっています。今度皆さんと一緒にやりたいんですけど、本当にきついんです。上級者向けらしくて、僕もまだ最後までできないんです。稽古が終わるまでには、その上級者向けが最後までできるように頑張っています」と明かしました。

瀬田宗次郎役の加藤清史郎さんは「役と身長と体重が一緒だと言っていましたが、その後いかがでしょうか?」と聞かれると、「2年ぶりにこの衣装を着て、少し体が大きくなったようです。体重は…内緒です(笑)。筋肉が増えたので、まず自分の体を操れるようにならないと刀の切っ先は操れないので、基礎の体力を稽古でつけていきながら、宗次郎になっていきたいと思います」と語りました。

最後に、小池徹平さんは「胸板が厚くなりすぎない程度に頑張りたいと思うのですが、このメンバーで出来るということを噛みしめて、全力で励みます。応援よろしくお願いします」と呼びかけました。

剣心チームでの写真撮影
志々雄一派での写真撮影
剣客での写真撮影