「体が変われば心が変わる。心が変われば毎日が変わる。毎日が変われば人生が変わる」
女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」には、店内に掲げられたこの言葉のように、運動を通じて人生が大きく変わったという方がたくさんいます。
今回は、子どもの頃から運動が苦手で、体型にもコンプレックスがあった聖子さん(54歳)のケースを紹介します。筋トレで体が変わり、10年来の夢だった屋久島トレッキングに挑戦。目標を達成した後も日本各地の山々を巡り、より高い目標を求めて、アフリカ・キリマンジャロ登頂を計画している彼女に、自分でも驚いているという自身の変化についてインタビューしました。
- ずっと運動が苦手だったということですが、どんな感じだったのですか
子どもの頃から体育はずっと2で、運動は何をやっても下手でした。ボール遊びをしても、私にはボールが回ってこない。走ると、フォームが変だと笑われる。誰の目から見ても「運動ができない子」「どんくさい子」だったと思います。
中学では全員が部活をしなければならず、仕方なくソフトテニス部に入りました。ダブルスでペアの子は、私と組まなければ、もっと活躍できたはずなので、申し訳ない気持ちでしたね。今なら笑って話せますが、学校生活では「運動ができる子」が輝くから、運動ができない私は、いつも肩身の狭い思いをしていました。
- 苦手なのに、なぜ運動をしようと思ったのですか
40代になるまでは、運動をしようなんてまったく思っていませんでした。これも運動と同じでずっとコンプレックスに感じていたのですが、下半身が太い、ぽっちゃり体型で…。出産後は、お腹まわりも気になるようになり、「このブヨブヨした体を何とかしたい!」と思っていました。
運動は嫌いだから、食事で何とかしようと、食べる量を減らしたり、間食をやめたり…。でも、そのストレスからまた食べてしまい、さらに太って、落ち込むことの繰り返し。ダイエットが成功したためしがありませんでした。
40歳のときヨガを始めて、体は柔らかくなりましたが、痩せることはありませんでした。当時の私は、中年太りのおばさん体型で、洋服もお尻まで隠れるチュニックばかり。格好悪いなぁ、どうにかして痩せたいなぁと思っていたところ、街中でカーブスが「健康チェック」をしているところに出くわしたんです。
じつは、カーブスのことは、看板やチラシで目にしていて、気にはなっていました。女性だけで、運動をバリバリやっている人ばかりではないのは感じていました。そこで、話を聞いてみたところ、痩せるためには「筋肉が大切」だとわかり、「だから痩せなかったのか」と合点がいきました。それで、お試しで体験してみることにしたんです。
そのときの説明でも、入会前に「運動経験がある人は2割くらい」ということでした。それも軽いウォーキング程度でフィットネスクラブに通ったことがある人はすごく少なかった。だから、運動が苦手な私でも入りやすいと思いました。コーチもすごく感じがよくて、器械(マシン)に苦手意識がある私に、「無理して覚えようとしなくていいですよ」と言ってくれて、行くたびに褒めてくれて…。そういうのが、私の運動に対する抵抗感をなくし、始めることができたんだと思います。
運動が苦手で、体型にもコンプレックスがあった
- 始めてみて、どうでしたか
仕事帰りに寄る、心地のよい場所として、カーブスに行くのが私のなかで習慣になっていました。何をやっても続かなかった私が、カーブスだけは続けられた。それが自分でもすごいなって思っていました。でも、最初は全然痩せなかったんです。今、思えば、ただ何となく通っているだけで、真剣に運動をしようとはしていなかった。それが2022年の冬に、「屋久島に行こう」という目標ができたことで、変わったんです。それまで80%くらいの力でやっていたのが120%くらいの力でやるような、そんな感じで、「今日ここに来ている人のなかで、自分が一番頑張っていると思えるくらいに頑張ろう」と思って続けていたら、急に体も変わり始めて…。気づいたら、入会前より8キロ痩せていました。
- なぜ、屋久島に行こうと思ったのですか
10年くらい前に職場の人が、10時間かけて屋久島をトレッキングしたという話を聞いて、それが頭の片隅にずっと残っていました。歩けるうちに、自分もいつか行ってみたい。あの景色を見てみたいと。でも当時の私は、自分にはとても無理だと思って、あきらめていました。それがカーブスで筋トレをしているうちに、知らず知らずのうちに体力がついていたみたいで…。あるとき、横断歩道を小走りで走っている自分がいたんです。ふつうの人からすれば、「そんなこと?」と思うかもしれませんが、子どもの頃に走り方がおかしいと笑われていた私にとって、人前で走ることにはすごくハードルがあって、絶対に走らなかった。それが自然と体が動いて、走り方も様になっている気がして、すごくうれしかったんです。そのときの経験から、「今なら屋久島にも挑戦できるかもしれない」と思ったのです。
10年来の夢が叶った屋久島トレッキングで
- 体力がついたことで、自信が持てるようになったのですね
その通りで、体力がついたから、屋久島に行こうと思えたし、屋久島に行くという目標ができたから、筋トレも頑張れた。まさか50歳を過ぎてから、自分が一番苦手としていた運動で、ここまで変われたのが驚きでした。
屋久島トレッキングでは、20代、30代の参加者が多くて、私のような50代の人は少なく、いても途中で脱落していました。若い人たちも、はじめは先を歩いていましたが、途中でバテてしまい、座って休んでいる横を私が追い抜いていました。まるでウサギとカメみたいに。これまでの人生で、人よりできることがあまりなかっただけに、こんなこともあるのかと。筋トレを続けていれば、体力がつくんだと実感しました。
- ほかにも、変化はありましたか
8キロ痩せたことで、服装もガラッと変わりました。ファスナーを開けて安全ピンで留めて履いていたスカートがおもしろいくらいスッと入るようになり、それまで選ばなかったウエスト周りが見える、短めのトップスを着るようになりました。昔のおばさん臭い私とは決別し、憧れていた女性像に近づけたようで喜んでいます。
じつは、屋久島を目標に1年間頑張ってきただけに、達成感を味わったあとは、喪失感もあって…。これは新たな目標を決めないと駄目だと思い、つぎは「富士山に登ろう」と決めたんです。そして屋久島から1年後、去年9月に達成。そこからは、上高地、熊野古道、石鎚山と、つぎつぎと目標を立てて、達成しています。
本来の私は、自分に自信がなくて、落ち込みやすい性格なのですが、気持ちもすごく前向きになりました。同じ趣味の人との交友関係が広がり、体も思い通りに動くし、今が人生で一番充実していると感じています。
屋久島の1年後に登った富士山で
- これから、どのようなこと目指していますか
日本中のいろんな山々を訪ねて、自然を見てみたいですね。そうやって地図を全部埋められたら素敵だなって思います。それとは別に、来年あたりに、アフリカのキリマンジャロに挑戦できればいいな、とも思っています。登頂率は60%らしいので、達成できるかはわかりませんが、「ちょっと無理かも…」と思う目標のほうが筋トレを頑張れるので。
そうやって15年後、70歳になったとき、ずっと「格好いいなぁ」と憧れていた友だちと肩を並べて歩き、かつて運動が得意だった人たちに、「一緒に山登りに行こうよ」と言える自分でありたい。そんな夢を描いています。
日本百名山のひとつ、韓国(からくに)岳にて
「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」とは
女性の健康に必要な3つの運動「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」が
「1回30分」「予約不要」でできる女性専用のジム。独自に開発した油圧式マシンは、ひとりひとりの体力や筋力に合わせて簡単に強度を調節でき、「専門コーチのサポート」もあるので、運動が苦手・不安な方でも安心して取り組むことができる。
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