目標だった5000万PVを達成した瀬古凛々子(黒木華)は、執行役員の仁和正樹(安藤政信)から、新たに2つの案件の取材を命じられる。
1つは、「永鳥社」が主催する「永鳥新人文学賞」において、出来レースがあったのではないかという疑惑だ。
大賞を受賞したのは元タレントの安藤トモだったが、彼女が所属している芸能事務所社長・阿万野久二夫(津村和幸)から、人気作家で、事実上、受賞者の決定権を持つ審査委員長の結城玄(河野達郎)に、賄賂が渡された可能性があるのだという。
そしてもう1つのネタが、IT企業「インターネオ」で、ある社員が詐欺行為を働いていたという疑惑だった。
編集部に戻った凛々子は、詐欺ネタを、下馬蹴人(野村周平)、椛谷静司(野間口徹)、一本真琴(石井杏奈)に任せると、根津道春(溝端淳平)、笹目虎太郎(寛一郎)とともに、出来レース疑惑の取材に乗り出す。
凛々子は、結城本人から話を聞くために取材のアポを取り、彼の自宅を訪れる。
応対したのは、結城の妻・美波(鈴木砂羽)だった。執筆中だという結城を待つ間、「何か質問があれば答える」と言う美波の言葉を受けて、いきなり賄賂のことを切り出す凛々子。
すると美波はなぜか笑い出し、「あなた、仁和から頼まれたんでしょ?」と言い出す。実は美波は、かつての仁和の妻だった…。