<ナインティナイン コメント>

――『ENGEIグランドスラム』が、今年でついに10周年を迎えます。

矢部:正直、何年続いてるとか考えたこともなかったんですけど「おお、10年も経ったか」っていう感慨みたいなものは、やっぱりありますね。

岡村:25回やってきたなかで、『ENGEI』もいろいろと変わってきましたよね、最初と比べると。 最近は、若い世代の芸人もいっぱい出てくれるようになって。

矢部:始まったころは、自分たちがよく知ってる芸人さんが出てくるのが当然でしたけど、最近は「へぇ、こんな子らが出てきたのか」って驚くことも多くて。時代を感じますよね。

――これまでの10年間で、特に印象に残っている芸人さんや忘れられないネタは?

岡村:一番強烈やったのは、やっぱりオリエンタルラジオの『PERFECT HUMAN』かな(※2016年2月13日放送)。あれは、ほんまにびっくりして。新しい時代が始まったんだと思いました。今にして思うと、『PERFECT HUMAN』がちゃんと成立してしまうところが、『ENGEIグランドスラム』の懐の深さというか、ほかのネタ番組にはない良さなんでしょうね。

矢部:あと、改めて思うのは、10年間一切ブレない爆笑問題は、やっぱりすごいなと(笑)。

岡村:いや、太田(光)さんには、むしろ変わってほしいんですよ。みんながせり上がりでステージに登場するなか、あの人だけは毎回必ず、自分でよじ登って出てくるでしょ(笑)。なんで待てへんの!?「助けてくれ~!」って言うてるけど、ほんまに助けてほしいのはこっちやわ!

矢部:(笑)。あれはきっと、太田さんならではの照れ隠しなんですよ。めちゃくちゃ照れ屋やから」

――今回の『ENGEIグランドスラム』第25弾の注目ポイントを教えてください。

矢部:個人的には、『THE SECOND』王者のツートライブが気になりますね。ほかの芸人さんと並べてもまったく遜色がないというか、当たり前のように『ENGEI』のメンバーとして名を連ねているのはすごいなと思います。あと、コラボネタも、初期の『ENGEIグランドスラム』では見られなかったので、今までにない、新しい楽しみ方ができるんじゃないかなと。

岡村:まぁ、われわれは10年間ずっと変わらず、ただただ楽しくみなさんのネタを見て、ただただ笑ってるだけなんですけどね。正直、『ENGEI』の収録は、いつも劇場に来たみたいな感覚で臨んでますから。しかも、チケット代は払ってないですからね。要するに、タダで面白いものを見せていただいているという、ほんまにありがたい話で(笑)。今回も楽しみでしょうがないです!