木曜劇場『やんごとなき一族』に、石橋凌さん、木村多江さん、倍賞美津子さんが出演します。

『やんごとなき一族』は、講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミックが原作。

庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公・篠原佐都(しのはら・さと/土屋太鳳)が、理不尽な一族のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、夫・深山健太(みやま・けんた/松下洸平)とともに真正面から立ち向かい奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”です。

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二人の結婚に猛反対する深山家の当主

石橋さんが演じるのは、健太の父であり深山家当主の深山圭一(みやま・けいいち)。

佐都にとっては義父にあたります。下町育ちである佐都を認めず、健太との身分の格差を理由に二人の結婚を猛反対。

深山家のすべては、当主である圭一が決めており、独裁的とも思えるそのふるまいは江戸時代から400年以上続く深山家の当主として、先祖代々の土地と財産を守り抜いてきたという強烈な自負からきています。

深山家の利益を優先し、自分の意にそぐわない人や物事は、どんな手を使ってでも排除しようとする冷徹さを持ち、一族の反対を押し切って結婚した佐都と健太を深山家に招き入れますが、そこにはある思惑が…。

石橋さんは、昨年公開の映画「哀愁しんでれら」で、主演の土屋さんと親子役で共演しています。石橋さんが木曜劇場に出演するのは『結婚しない』(2012年)以来、約10年ぶりのこと。

家族のあり方を変えようと奮闘する二人を、心の中で応援する圭一の妻

木村さんが演じるのは、当主・圭一の妻であり、佐都の義母にあたる深山久美(みやま・くみ)。

夫・圭一の命令には、絶対服従。彼の理不尽な言動にも一切文句を言わず、愛する子どもたちを守るために耐える日々を送っています。

同じ“深山家の嫁”として佐都のことを気にかけ、一族の中では唯一、彼女に対してやさしく接する人物です。

家族のあり方を変えようと奮闘する二人を、心の中で応援しており、佐都もまた久美のことを尊敬し信頼しますが、久美が長年抱えているある苦悩が、大きな波乱を巻き起こすことに…。

木村さんが木曜劇場に出演するのは、『拝啓、父上様』(2007年)以来、約15年ぶりのこと。

深山家のしきたりを重んじる圭一の母

倍賞さんが演じるのは、圭一の母親であり、先代の妻として女主人を務めてきた深山八寿子(みやま・やすこ)。

威厳に満ちた雰囲気を漂わせ、深山家のしきたりを重んじており、「深山家の跡取りの嫁は、一族の発展のために人生のすべてをささげるべき」という考え方の持ち主。

腰を痛めて静養していましたが、佐都と健太の結婚後、再び深山家で暮らすことに。

上流社会で誰もが頭を下げるくらいの地位にある八寿子は、自身の女主人としての経験から、佐都の行動に叱責(しっせき)するなど厳しく接する一方、彼女の行動には何か思うことがあるようで…。

倍賞さんは、2015年、2018年に放送された『下町ロケット』シリーズ(TBS)でも土屋さんの祖母役を演じましたが、今回は打って変わり、義理の祖母として土屋の前に立ちはだかることとなります。

倍賞さんが木曜劇場に出演するのは、『GOLD』(2010年)以来、約12年ぶりのこと。

『やんごとなき一族』は、4月14日(木)スタート!毎週木曜22時より、フジテレビで放送されます。

<石橋凌 コメント>

ニュースでも取り上げられる格差、偏見、差別といった問題が、このドラマのストーリーにも通じていて、すごくタイムリーだと思いながら台本を読みました。

今回私が演じる圭一は、400年続く家を守るという、ひとつの“強さ”を持っている人物です。「こんなに格式高い世界があるのだな」と想像しつつ、家族に対しての厳しさや怖さというものを、監督と相談しながら表現していきたいと思います。

主演の土屋さんとは、前に親子役で共演したことがあるのですが、今回は義理の父親という役どころであり、対峙(たいじ)する関係性でもあります。前とは違ったお芝居になると思うので、これからの撮影が楽しみです。

視聴者のみなさんにも、このドラマをぜひ楽しんでもらいたいですし、作品を通して“格差や偏見といった不条理がいかにつまらないことか”というメッセージを伝えられたらいいなと思います。

<木村多江 コメント>

原作を読んで、登場人物の泥臭さや滑稽さに思わず笑ってしまうようなおもしろさがありました。

私が演じる久美は、旦那さんからの理不尽な言動にも耐え忍んでいるという役どころですが、その根底には、子どもたちへの愛があると感じました。自分が耐えることで彼らを守ろうとしている、実は強い女性なのだと思います。

今回、夫婦役で共演する石橋さんとは、私が初めて連続ドラマに出演したときにご一緒して以来で、いい夫婦像を作っていけるのではと楽しみにしています。

登場人物には少し意地悪な人たちも多く、理不尽なこともたくさんありますが、それを振り払って一歩ずつ前に進んでいく佐都の姿を見て、「まわりの人を変えるには、自分が変わるしかないんだ」と勇気をもらえるようなドラマになると思います。

テレビに「おい!それはないだろう!」とつっこみながら、楽しく見ていただけるとうれしいです。

<倍賞美津子 コメント>

女主人として、みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。

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