映画「余命10年」の公開記念舞台挨拶が、3月5日に行われ、小松菜奈さん、坂口健太郎さん、山田裕貴さん、奈緒さん、藤井道人監督が登壇しました。

左から)奈緒、坂口健太郎、小松菜奈、山田裕貴、藤井道人監督

本作は、ヒロインと同じく難病を患い、余命10年を生きた小坂流加さんの同名小説が原作。自らの余命を知り、もう恋をしないと決めた高林茉莉(小松)と、生きることに迷い、自分の居場所を見失った真部和人(坂口)のありふれた毎日が輝き出すという、切ないラブストーリー。

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小松菜奈 作品試写後に坂口健太郎へ電話

小松菜奈

小松さんは、坂口さんのお芝居について「和人は坂口くんで、坂口くんは和人。現場は山あり谷ありでしたが、その中で投げかけてくれる笑顔が、本当に救いでした。スクリーンの中に生きている和人は本当に素晴らしくて、ちゃんと1人の男性として成長し、その先に茉莉が見えています。その姿を見て『この映画は大丈夫だ』と確信しました」と、しみじみとコメント。

そして「試写を観終わった後に、お互いに電話で感想を話して。こういうのは、今までの作品ではなかったことなので、この作品に出会えてよかった」と微笑みました。

坂口さんは「僕のほうが試写を観るのが1〜2日早くて。観た後に、自分もあまりない感情が沸き、思いをいち早く伝えたいなと思って。今か今かと(小松さんからの連絡を)待っていました」と語りました。

坂口健太郎

また坂口さんは、小松さんのお芝居について「茉莉は愛しい人の前でも言いたいことを言えないまま物語が進んでいくので、笑顔もただの笑顔ではなく、ひとつ先の感情を作りながら演じないといけない。そこには計り知れないつらさがあっただろう、と思いました。“茉莉がちゃんと生きている”と感じさせる姿に、言葉にできない、美しいものがありました」と、撮影を振り返りながら話しました。

坂口健太郎「ただのラブストーリーではない」

坂口健太郎

映画の反響について、小松さんは「茉莉が報われたという思いと、作品がやっと自分たちの手元から全国に染み渡っていくことが、幸せだなと思いました」とコメント。

坂口さんは「ある人が『ただのラブストーリーではない。すさまじいものを観た』と言ってくれました。確かに、大どんでん返しや驚きの展開はないですが、この作品には、茉莉と和人の愛や、家族の愛、友情などが描かれています」。

山田さんは「茉莉と和人を背負った2人(小松さん、坂口さん)への感想を聞けていることがうれしくて。プレッシャーや小坂さんの思いなど、この2人が背負ったものは、計り知れないと思います。だから、菜奈ちゃんと坂口くんが『よかったよ』と言われているのを見て、自分もこの作品に携われてよかったと思いました」と語りました。

山田裕貴

奈緒さんは「笑ったり涙が出たり、誰かの心が動く瞬間に立ち会えていることがうれしいです。茉莉も、茉莉を取り巻くみんなも、みなさんが作品を観てくれていることを喜ぶのではと思います」と、笑みを浮かべました。

奈緒

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<作品概要>

映画「余命10年」は、3月4日(金)より、全国公開。

©2022 映画「余命10年」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

最新情報は、映画「余命10年」の公式サイトまで。